ドル円 方向感を掴みにくい動き
今週初めのドル円は、先週末の下落を経て147円台後半でスタートしました。
ドル円は先週末に発表された米2月雇用統計が弱い結果となったことで146円台後半まで下落しましたが、週明けの10日(月)も米長期金利が低下する中でドル売りが強まり、11日(火)には146.55円前後へと下値を拡大しました。
その後米長期金利の上昇とともにドルが買い戻され、12日(水)には148円台後半へと上昇しました。米2月消費者物価指数(CPI)が発表されると予想を下回る結果を受けて一時148円台前半へと急落しましたが、米長期金利の上昇とともに反発し、149円台前半まで上値を伸ばしました。
13日(木)には植田日銀総裁の「今後、実質賃金や消費について良い姿が見込まれる」との発言が伝わったことで、早期利上げ観測が強まってドル売り円買いの動きが強まり、147円台前半へと下落しました。
14日(金)午後にかけては日経平均株価が上昇する中で円売りが優勢となり、148円台へと上昇しました。
今週のドル円は146円台半ばへと下落した後に上昇し、方向感を見出しにくい展開となりました。来週は日銀の金融政策決定会合や米FOMCなど、重要度の高いイベントが複数予定されています。米トランプ政権の関税政策をめぐって先行きが見通せない状況が続く中、来週の重要イベントの結果次第で荒い動きとなる可能性があり、慎重に方向感を見極める必要がありそうです。
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