午前の為替予想は… 152.75円=200日線を巡る攻防 カギは米CPI
作成日時 :2025年2月12日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
151.400-153.200円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米国のトランプ大統領が鉄鋼・アルミへの輸入関税を発動したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢をあらためて示したことから米長期金利が上昇する中、152.61円前後まで上昇した。
本日は152.75円前後を通る200日移動平均線の攻防が焦点となる。上抜けできれば、先週7日安値の150.92円前後でひとまず底入れしたとの見方が広がりそうだ。反対に、レジスタンスとして上値を抑えられるようなら下値模索の動きが再び強まる可能性もある。なお、200日移動平均線の攻防を巡る注目材料は米1月消費者物価指数(CPI)だ。市場予想によれば、前年比の伸び率は前月と同じ+2.9%になると見られている。食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比+3.1%と前月の+3.2%から小幅に鈍化すると予想されている。予想を上回れば米長期金利の上昇とともにドル高、下回ればドル安の反応を見せる公算が大きい。特に、2021年4月以来の水準に伸びが鈍化すると見られているコアCPIの結果に注目したい。
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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