
トランプ大統領が鉄鋼・アルミニウムの輸入品に25%の関税を課すと発表しており、インフレ再燃への警戒から米10年債利回りは上昇。為替市場ではドル高(円安)が進み、ドル円は足元152円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて310円高の39070円、ドル建てが340円高の39100円で取引を終えた。日本株はダウ平均の連日の上昇や円高一服を好感した買いが入ると予想する。米金利が上昇している上に、本日の米国では金利や為替を刺激しやすい1月消費者物価指数(CPI)が発表されることから、ハイテク株は上値が重いとみる。それでも、休場の間の米国株が概ね堅調に推移したことが下値不安を和らげ、全体では水準を切り上げるだろう。日経平均の予想レンジは38800円-39200円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ