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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「下目線変わらず、トランプ氏の言動に警戒」ハロンズ FX 2025/2/9 #外為ドキッ

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2025年2月7日 14時10分

下目線変わらず、トランプ氏の言動に警戒

ユーロ/円・ポンド/円下落、投資家センチメントは低調

ユーロ/円、ポンド/円もさえない展開でした。カナダ・メキシコへの関税発動が1カ月先送りされたことに反応して、ユーロ/円は160.702円、ポンド/円は193.168円までの戻りを試しました。関税トレードで積み上がった、米ドル買いポジションが巻き戻されたことも、ユーロ/円やポンド/円をサポートしたとの声も聞かれました。しかし、日銀の追加利上げを巡る思惑から本邦の金利が上昇したほか、日米首脳会談に対する警戒心から円を買い戻す動きが強まり、ユーロ/円は156.756円、ポンド/円は187.658円まで下げました。ポンド/円については、2名の政策委員が0.5%利下げを支持するなど、想定よりもハト派な内容となった英金融政策委員会も重しとなりました。(各レート水準は執筆時点のもの)

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※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

関税策への脅威継続で、上値は重い

引き続きユーロは、米国の通商政策の行方が相場の方向性を決める展開になると見ています。カナダ・メキシコへの関税発動に対しては猶予を持たせ第一ラウンドが終了しています。そして次の標的は中国やユーロ圏となりそうで、トランプ氏がユーロ圏に対してどのような発言をするかで、相場の方向性も変わってきそうですが、ユーロ圏にとって好意的な話にはなりづらいのではないでしょうか。この点では、ユーロの上値は限定されやすいと考えています。また、賃金の伸び率鈍化観測からECBの利下げ継続期待も燻っています。利下げ継続はかなり織り込まれていますが、引き続きユーロの上値を抑制する材料になりやすいと思われます。

また、英国では財政難に加え、スタグフレーションに陥っているとの指摘も聞かれるなど、成長への懸念が意識されています。13日に発表される10-12月期GDPは二四半期連続でゼロ%成長となる見通しですが、さえない経済指標もあってマイナス成長となる危険も囁かれており、ポンドの上値の重さが増しているように感じます。

 

ユーロ/円・ポンド/円、まだ下方向警戒か(テクニカル分析)

ユーロ/円は昨年12月3日安値156.170円を起点とする支持線を割り込み、今度は同年8月5日安値154.388円を起点とした支持線との攻防に移っています。支持線に支えられれば、160.00円付近までの反発も期待できそうですが、支持線を割り込むようなら、155.00円、154.00円と目線が下がって行きそうです。ただし、短期的には200日線との乖離率がかなり良いレベルまで下げてきていて、ここからの下落幅が限られる可能性はあります。そのため、超短期的に154.00-155.00円まで下げたところでは、軽く押し目買いを検討しても良いのではないかと、考えています。

また、ポンド/円は上値を切り下げ188.087円(昨年12月3日安値)付近で次の展開を見極める状態になっています。踏み止まれば、日足一目基準線が推移する193.00円付近まで戻す期待もありますが、188.00円を終値ベースで明確に割り込んでくれば、1月7日高値の198.253円からのN計算値となる185.836円や、昨年9月11日安値183.707円が意識されてきそうです。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:154.000-160.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:183.500-192.500

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一言コメント

米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、2032年に地球に衝突する可能性がある小惑星が見つかったと発表しています。衝突確率は現時点で1%以上とされていますが、今後、この数字がどうなるのか個人的に興味があります

 
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