ポンド/円今日の見通し「BOEの利下げは織り込み済み　注目は？」FXトレード戦略　2025/2/6

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ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日21:00 BOE政策金利発表！
・12月19日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を4.75%で据え置いた。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中6人が据え置きを支持、3名が25bp（0.25%ポイント）の利下げを支持した。

・英1月製造業購買担当者景気指数（PMI）・改定値と1月サービス業PMI・改定値はそれぞれ48.3、50.8となった。製造業PMIは速報値（48.2）以上に前月（47.0）から改善。サービス業PMIは速報値（51.2）から下方修正された（2月3日、5日）。

・1月21日に発表された英12月失業率は4.6%で前月（4.6%）から横ばい。9-11月週平均賃金（除賞与）は前年比+5.6％と予想（+5.5%）や前月（+5.2%）を上回った。

・1月16日に発表された英11月月次国内総生産（前月比）は予想（+0.2%）を下回る+0.1%だった。11月15日に発表された、英7-9月期国内総生産（GDP、速報値）は前期比+0.1%で市場予想や前期（+0.2%、＋0.5%）を下回った。

・英12月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.5%で予想通りや前月（+2.6%）を下回った。CPIコアは+3.2％で前月（+3.5%）から低下したほか、サービスCPIは+4.4％で前月（+5.0%）から大きく低下した（1月15日）。

今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ

BOEの利下げは織り込み済み　注目は？

本日は英中銀（BOE）が金融政策委員会（MPC）を開催、政策金利が発表される。前回会合ではMPC委員9人中6名が金利据え置きを支持し多数決で決定されたが、3名は25bp（0.25%ポイント）の利下げを主張していた。その後発表された英12月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.5%（前月+2.6%）だったほか、BOEが注目するサービスCPIが+4.4%と前月（+5.0%）からインフレの伸びが大きく鈍化していた。そのため、市場はBOEが本日25bpの追加利下げを実施することをほぼ織り込んでいる。ただし、賃金が引き続き伸びていること、大幅に低下したとはいえサービスCPIは依然として高水準であることなどから、連続利下げは織り込んでいない。次回以降の利下げペースを見極めるために、声明や金融政策報告に注目したい。市場が今回の利下げをすでに織り込んでしまっていることから、利下げ幅が予想通りであれば、ポンドは「材料出尽くし」で買われることになりそうだ。

ポンド/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

21:00 BOE政策金利、BOE金融政策報告
21:30 ベイリーBOE総裁定例記者会見

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は晴れ、ポンド/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。16時にポンド/米ドルのMACDでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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