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「大人気の『新NISA』にはないFX積立のメリットは?!」

(画像=PIXTA)

(本記事は2021年10月27日掲載「つみたてNISAでFXの積立はできるの?!」をリライトしたものです)

 以下の取材記事は金融ライターK氏が執筆したものです。その内容について当社が保証するものではありません。

「つみたてNISA」や「iDeCo」を利用した資産運用は、少額から始められて、節税効果も高いことから、これらを利用して積立投資を始める若い人たちが増えています。中でもNISAは2024年1月から新制度がスタートし、さらに資産形成がしやすくなっています。このように高い関心を集める「新NISA」ですが、どのような制度に変わったのか、その詳細などを踏まえながら、つみたてNISAとFXの積立投資との違い、それぞれのメリットなどについて考えてみたいと思います。

NISAのメリット

 そもそも「NISA」は日本語で「少額投資非課税制度」と言います。英国の「ISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)」がモデルで、その日本版ということで、「NISA(Nippon Individual Savings Account)」という愛称が使われるようになりました。個人が自分自身で投資を行い、積極的に資産を増やすことを後押しするため、2014年に国が始めた税の優遇制度で、決められた条件を満たす限り、投資で得られた利益に税金がかからない仕組みになっています。

 通常は株式や投資信託で資産運用を行うと、利益が出たとき、20.315%の税金(所得税および復興特別所得税15.315%+住民税5%)が発生します。ところが、NISAを利用すると、たとえば、10万円の利益が出た場合、本来は約2万円の税金が発生しますが、10万円の利益がそのまま手に入ります。売却益のほか、配当金や分配金にかかる税金も非課税となるというものです。

旧NISAと新NISAの比較

 さて2024年1月から新制度で、さらに資産形成がしやすくなった新NISAは、一体どのように生まれ変わったのでしょうか?新NISAと旧NISAを比較してみましょう。

 旧NISAには「(一般)NISA」と「つみたてNISA」がありました。「つみたてNISA」は「(一般)NISA」よりも少額で長期間の投資が可能で、無理なく資産形成できるように制度設計されています。

「(一般)NISA」は上場株式や投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、ETN(指数連動証券)に年間120万円まで投資が可能金額で非課税期間は5年間でした。

 一方で「つみたてNISA」は、投資対象が国の基準を満たした長期運用の公募投信とETFになっていました。なお、投資可能金額はNISAの1/3の年間40万円までと少額ですが、その代わりに、非課税期間は20年とNISAの4倍でした。

 これに対して新NISAの制度をみていきましょう。

 新NISAでは制度の期限がなくなり、(1)恒久化されました。同時に(2)非課税保有期間も「無期限」です。また、(3)つみたて投資枠(つみたてNISA)と成長投資枠(一般NISA)の併用が可能になったので、(4)年間投資枠は360万円(120万円+240万円)に拡大しました。なお、新NISAの(5)非課税保有限度額は総額上限が1,800万円となりました。そのうち、成長投資枠の上限額は1,200万円です。

新NISAのポイント
1)制度が恒久化
2)非課税保有期間が無期限に
3)つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能に
4)年間投資額が360万円まで拡大
5)非課税保有限度額の上限総額が1,800万円に

 こうして比較してみると、新NISAは、より長期間にわたって少しずつ資産を増やす「積立投資」がしやすい設計に変更されたことがわかります。

積立投資は「ドルコスト平均法」

 NISAによる積立投資では、毎月同じタイミングで定額を投資する「ドルコスト平均法」を前提にしています。金融商品の価格は毎月変わるので、購入できる量も毎月変わりますが、定期的に一定金額で購入し続けるやりかたをすると、価格が高いときは購入量は少なくなりますが、安いときには購入量は多くなります。結果的に長期の買い付けになればなるほど、コストは平準化されます。これが「ドルコスト平均法」で、価格変動リスクを低く抑える効果があり、安全な資産形成に大きく貢献します。FXでも同様に「ドルコスト平均法」のメリットを生かした積立投資が可能です。

FXの積立投資とは

 なお、大人気の新NISAで選択できる金融商品の中にはFXが含まれていません。そのため、NISAでFXの積立投資をすることはできませんが、FXでも定期的に少額投資を行い「ドルコスト平均法」のメリットを利用する新しい金融商品が登場しています。選択した通貨を、毎日、毎週、毎月、100円、1,000円、1万円など、「頻度」と「金額」を決めて、自動購入することが可能です。

 

「新NISA」にはないFX積立のメリットは?

 NISAのような税の優遇措置は受けられませんが、FXならではの特徴を生かせると、NISAにも劣らない積立投資が可能になることをご存知でしょうか。

・レバレッジ

 FXはNISAの金融商品にはない「レバレッジ」が使えます。レバレッジは、手持ち資金よりも大きな金額で運用できる仕組みのことです。通常のFXでは、個人投資家は最大25倍までレバレッジを効かせることができますが、積立投資の場合は、それよりも低く抑えられています。
例えば、外為どっとコムの「らくらくFX積立」(らくつむ)では、個人の場合1倍、2倍、3倍の3種類からレバレッジを選ぶことができます。通常のFXと比較すると物足りない感じがするかもしれませんが、レバレッジを3倍までに限定することで、リスクを抑えた長期積立に取り組みやすくなっています。なによりも、NISAでは資金を3倍で運用することができません。

・スワップポイント

 「らくらくFX積立」(らくつむ)では「スワップポイント(=金利差調整分)」をほぼ毎日受け取ることができます。スワップポイントとは、政策金利が低金利国の通貨を売り、高金利国の通貨を買ったときに発生する金利差収入のことです。なお、現在(2024年12月時点)の日本の政策金利は0.25%ですが、米国は4.50%、欧州は3.15%です。高金利通貨国として知られるオーストラリアは4.35%、南アは7.75%、メキシコは10%ですから、まだまだ大きなスワップポイントの獲得が期待できます。
FXの積立投資ではスワップポイントを引き出さずに再投資することができます。すると複利効果でより効率的に資産を増やすことも可能です。

 これに対して、NISAのつみたて投資枠で購入する投資信託には、スワップポイントはつきません。同じような積立ができる外貨定期預金でいえば、利息収入がこれに当たりますが、FXのように毎日もらえるわけではありません。途中解約すると利息が大幅に下がってしまうことがあります。

 ただし、スワップポイントは金利差が逆転すると、マイナスになってしまうリスクがあります。さらにレバレッジ3倍で運用していたら、マイナスも3倍になりますのでご注意してください。

・世界の通貨に分散投資できる

 FX(外国為替証拠金取引)は、世界中の様々な通貨ペアを取引することができます。このため、「らくらくFX積立」(らくつむ)では、投資先を一国の株式や債券に限定することなく、複数の国の通貨に分散投資することが可能です。これにより、特定の国の経済状況や政策リスクに依存せず、リスク分散が図れます。

・損益通算

 NISAの運用損益は、他の所得との損益通算ができませんし、損失の繰越控除もできません。その一方でFXの積立投資は損益通算と繰越控除の両方が可能です。

円安トレンドは追い風

 「らくらくFX積立」(らくつむ)では、NISAのような税の優遇制度を利用することはできませんが、同じように少額から投資が行えます。「ドルコスト平均法」でリスクを低く抑えつつ、FX最大の特徴であるレバレッジを利用すれば、NISAの積立枠で運用した金融商品以上の成績を収めることも可能でしょう。

 「円高時代は終わった」という専門家もいます。ドル/円相場は2024年に161円台という37年ぶりの円安水準となり、大きなニュースになりました。世界の主要通貨に対して、円安傾向にある現在の為替相場は、日本円を売って外貨を定期的に購入するFXの積立投資にとって「追い風」でしょう。

 「積立投資は『NISA』だけでいい」と考えるのではなく、中・長期の資産運用の手段として、「らくらくFX積立」(らくつむ)も同時に利用いただくことでより効果的な分散投資が可能になるのではないでしょうか。興味のある方は、ぜひ比較・検討してみましょう。

 

(Pickup編集部)

 

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ライターK
大学卒業後、テレビ制作会社に勤務、NHKや民放局の報道番組でディレクターを務める。その後、出版業界に転じて金融・経済誌の編集者や記者として、政治・経済・金融などの記事制作に携わってきた。現在はフリーで活動中。FX歴は10年以上。実際にポジションを持って、FXトレーダーたちのトレード手法を確認する日々を送っている。