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ユーロ円今週の予想「下値リスクが高い状態続く。急落にも繋がり難い。」FXチャート分析 2025/1/20

【ユーロ円週間予想】下値リスクが高い状態続く。156.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は新たな下落リスクに要注意。 

 直近の日足は陽線引けとなり、続落を食い止めています。159.70~160.00ゾーンにある強い下値抵抗を守っており、これを支えとして反発余地を探る動きに繋げていますが、上値を切り下げる流れに変わりなく、下値リスクに引き続き警戒が必要です。日足の上値抵抗が161.00-10,161.60-70,161.90-00,162.50-60にありますが、全てクリアして終えれば“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干後退します。この場合でも、164円台に乗せて越週するまでは上値余地も拡がり難く、下値リスクを残します。一方下値は、160.00-10,159.00±10銭、158.00-10,157.00-10に強い抵抗が控えており、急落地合いにも繋がり難いと見ていますが、156.40-50の抵抗を下抜けて終えるか、値動きの中で156.00-10の抵抗を下抜けた場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、155.00-10の抵抗を切り崩しつつ一段のユーロ下落に繋がり易くなります。21日、120日、200日線は162.70,161.64,164.59に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに入っています。

 一方週足を見ると、3週連続陰線引けとなり上値を切り下げています。下値リスクが高い状態に変わりありませんが、160.00-10の週足の抵抗を実体ベースで守って越週しており、反発に転ずる足掛かりとなる可能性を残しています。また続落した場合でも158.00-10,156.40-50に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、これらを全て下抜けて越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。今週の週足ベースで見た上値抵抗が161.80-90にありますが、162円台に乗せて越週した場合は前週の陰線を切り返して下値リスクが若干後退します。可能性が低いと見ますが、163.00-10,163.80-90の抵抗を全てクリアして164円台に乗せて越週すれば、“ユーロ強気”に変化して上値余地が拡がり易くなります。31週、62週移動平均線は163.35と163.12に位置しており、上値を抑え込んだ状態です。

 今週の戦略はユーロ買いは様子見か158.00-10まで引きつけて。損切りは157.50で浅めに一旦撤退です。売りは161.00-10で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を161.60近辺まで見て置く必要があります。損切りは162.10で撤退です。

 上値は、160.80-90,161.00-10,161.30-40,161.60-70にやや強い抵抗が出来ており、上値余地が限られる展開が予想されますが、全てクリアし、さらに162.10-20,162.50-60の抵抗を全てクリアして終えれば短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干後退します。但し、この場合でも中期トレンドが“弱気”に変化していることや、162.90-00,163.10-20,163.50-60,163.80-90に一段と強い抵抗が控えており、164円台に乗せて終えるまでは上値余地も拡がり難く、下値リスクを残します。下値は、159.70~160.00にやや強い抵抗がありますが、これを下抜けた場合は、159.50-60,159.00±10銭、158.40-50,158.00-10,157.00-10にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。押しは深い場合でもこの辺りが限度と見ていますが、156.40-50の抵抗を下抜けて終えるか156円割れを見た場合は新たな下落リスクが生じます。

© 2025 オフィスフレア/川合美智子
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