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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
市場予想動画の要約・まとめ
27日の相場は、アメリカの長期金利が4.3%から4.26%へと急低下したことが大きな影響を与えました。この影響を受けて、ドル円相場は153円台前半から150円45銭付近まで大きく下落し、その後151円台前半まで若干反発しました。
相場変動の背景には、アメリカの感謝祭を控えたポジション調整があったと考えられます。具体的には、債券の売りポジションとドルの買いポジションの解消が行われたものとみられます。
過去の動きを振り返ると、11月6日のトランプ氏の米大統領選での当選後、ドル円相場は151円台前半から154円台へと上昇し、11月15日には156円87銭付近まで上昇しました。これは「トランプトレード」と呼ばれる、長期金利上昇・ドル高・株高の流れを反映したものでした。
しかし、昨日の動きでこの上昇分が打ち消され、約3円の下落を記録しました。これは153円台前半から156円75銭というレンジの中での動きから大きく外れる動きとなりました。
米経済指標に関しては、PCE(個人消費支出)価格指数が注目されました。コア指数は前年比で2.7%から2.8%へと上昇し、これまで順調に低下していたインフレ率が下げ止まりの兆しを見せています。これは今後のFRBの金融政策に影響を与える可能性があります。
また、ニュージーランド準備銀行は予想通り0.5%の利下げを実施し、次回会合でも追加利下げの可能性を示唆しました。しかし、市場はむしろニュージーランドドルを買う動きとなり、NZD/USDは0.5180台から0.5188台へと上昇しました。
相場の当面の注目ポイントとしては、ドル円の150円44銭付近のサポートライン、そして151円67銭付近のレジスタンスラインが重要となります。特に150円付近は重要なサポートレベルとして注目されています。
なお、本日は米国感謝祭のため、ニューヨーク市場は休場となり、取引高は通常より少なくなることが予想されます。)
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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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