【ドル円週間予想】上値余地を探る動き。148円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。151~152円台に強い上値抵抗あり。
直近の日足は小陰線で終え、前日の上げ幅を失っていますが、下値を切り上げる流れを変えておらず、短期トレンドは“ドル強気”の流れを維持しています。一方で反発に転じて上値トライの流れに戻した場合でも、151円台後半に中期的に見た強い上値抵抗が控えていることや、中期トレンドがまだ弱い状態にあることから、大幅続伸にも繋がり難いと見ています。また、上値トライに失敗して148円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して、下値余地が拡がり易くなります。この場合は調整下げ局面入りとなり、144~145円台の足元の強さを確認する動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は150.10-20,150.80-90,151.80-90,152.30-40に、下値抵抗は149.10-20,148.70-80,148.10-20,147.20-30にあります。21日移動平均線は146.82に位置しており、短期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、120日、200日線は151.72と151.31に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れを変えていません。
一方直近の週足は値幅の小さい陽線引けとなり、小幅続伸して越週しました。上昇余力に欠けるものであることから、小反落の可能性がありますが、トレンドが強い状態を保っているので急落にも繋がり難いと見られます。但し、148.00-10の日足の抵抗を下抜けて終えた場合は、調整下げ局面入りの可能性が高くなり、3手前の大陽線の実体にどこまで食い込めるかトライする動きが強まり易くなります。しかし、9月に付けた139.58を直近安値として反転、上昇トレンド入りしてまだ日が浅い(5週が経過)ことから、調整下げに留まる可能性も高く145.00-10,144.00-10にある週足の抵抗を全て切り崩すほどの下落にも繋がり難いと見ています。また、可能性がやや低いと見ていますが、続伸して152.50超えで越週した場合は中期的な上値抵抗ポイントである154~155円近辺まで上値余地が拡がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は150.80-90,151.80-90,152.50-60に、下値抵抗は148.80-90,148.00-10,147.00-10にあります。31週、62週移動平均線は151.99と149.83に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりありません。
今週の戦略は、ドル買いは149.10-20で押し目買い。下値余地を148.80近辺まで見て置く必要があります。損切りは浅い場合で148.40,深い場合は短期トレンドが変化する147.90に置く必要があります。トレンドが強い状態を保っているのでドル売りは様子見か、151.80-90まで引きつけて。損切りは152.50で撤退です。
上値は、149.80-90に軽い抵抗が、150.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、これを上抜けて終えれば、150.80-90,151.30-40,151.80-90,152.00-10,152.30-40にある一段と強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。これ以上はオーバーシュートの領域と見ています。下値は、149.40-50に軽い抵抗が、149.10-20,148.70-80,148.40-50,148.00-10に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が継続すると見ていますが、全て切り崩して148円割れで終えた場合は。短期トレンドが変化して、ドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。この場合は146.50-60にある強い抵抗を切り崩しつつ144~145円台ゾーンにある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
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