【ユーロ円週間予想】154円を割り込んだ場合は一段の下落へ。160円台を回復すれば下値リスクが後退。
直近の日足は前日足から下寄りのスタートとなり、陰線引けとなりました。155.50-60の下値抵抗に跳ね返されていますが、上値を切り下げる流れに変化なく、下値リスクがより高い状態です。また、155.50を割り込んで終えた場合は8/5に付けた154.43が底値であったかどうかを確認する動きが強まり易くなります。さらに154円も割り込んだ場合は150円方向への新たな下落リスクが生じます。逆に157.50超えに実体を戻せば下値リスクが若干後退しますが、この場合でも中期トレンドが弱い状態にあることや、上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、160円台にしっかり乗せて終えるまでは下値リスクを残します。日足の上値抵抗は156.70-80,157.50-60,158.00-10,159.30-40に、下値抵抗は155.50-60,155.00-10,154.40-50,153.20-30にあります。21日、120日、200日移動平均線は160.13,166.39,163.96に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにあります。
一方直近の週足は陰線引けとなり続落して越週しました。また2手前の大陰線が新たなユーロ下げトレンド入りしており、下値リスクが高い状態にあります。現状は155.50-60の抵抗を守って越週していますが、これを割り込んで越週するか、日足が154円割れで終えた場合は150円方向への新たな下落リスクが生じます。逆に、160円台にしっかり乗せて越週した場合は7月に付けた175.42を基点として上値を切り下げて来た流れから上抜けて短期トレンドが変化します。この場合でも中期トレンドがまだ弱く、162.50超えで越週するまでは下値リスクを残します。今週の週足ベースで見た上値抵抗は158.00-10,158.80-90,160.10-20に、下値抵抗は155.50-60,154.50-60,154.00-10,152.60-70にあります。31週、62週移動平均線は165.38と161.94に位置しており、中期トレンドも“ユーロ弱気”の流れに変わりありません。
今週の戦略は、ユーロ買いは下値リスクが高いので様子見か155.60-70で軽く試し買い程度に。損切りは155.40で浅めに撤退です。売りは157.00-10まで引き付けて。損切りは157.60で一旦撤退です。
上値は、156.70-80,157.00-10,157.50-60にやや強い抵抗が出来ていますが。全て上抜けて終えた場合は下値リスクが若干後退します。この場合でも上値を切り下げる流れに変わりなく、158.00-10,158.60-70,158.90-00,159.30-40,159.70-80の抵抗を全てクリアして160円台に乗せて終えない限り、トレンドが変化せず下値リスクを残します。下値は、155.50-60にやや強い抵抗が出来ていますが、これを割り込んで終えた場合は下値余地がさらに拡がり易くなり、155.00-10,154.40-50をトライする動きへ。さらに154.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、150円方向への新たな下落リスクが生じます。
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