午前の為替予想は… ドルの下値余地は限定的?
作成日時 :2024年9月9日7時50分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
141.000-143.500円
前日の振り返りとドル円予想
6日のドル円は米雇用統計を受けて乱高下。米8月雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びは市場予想に届かなかったが、失業率が予想通りに低下したことで9月の利下げ幅を巡る思惑が交錯。144.05円まで急伸したものの、直後に141.99円前後へと急落するなど荒い値動きとなった。その後も143円台後半へと持ち直す場面があったが、米株安を受けて141.76円前後へと反落。総じて上値の重い展開となり、前日比0.8%安の142.31円前後で取引を終えた。
なお、この日はNY連銀のウィリアムズ総裁や米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利下げに前向きな発言を行ったが、利下げ幅については言質を与えなかったことから、米金利先物が織り込む9月の50bp(0.50%ポイント)利下げの確率は最終的に30%前後に低下。FRBの9月利下げは25bpに落ち着くとの見方が優勢となっている。そうした中ではドルの下値余地は限定的と見るが、ドル/円相場の短期的な焦点は141.70円付近のサポートを維持できるかどうかであろう。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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