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ドル円相場9/2週振り返り 低調な米指標受け下落

ドル円 低調な米指標受け下落

今週初めのドル円は、先週末の上昇の流れを引き継いで146円台前半でスタートしました。

先週末に発表された米7月個人消費支出(PCEデフレーター)が概ね市場予想通りの結果となったことで、今月開かれる米FOMCで決定される利下げ幅は0.50%ではなく0.25%にとどまるとの見方が広がり、ドル円は146円台へと上昇しました。

週明けの2日(月)は米国が祝日でNY市場が休場となる中、円売りドル買いが優勢となりドル円は147円台前半まで上値を伸ばしました。

3日(火)には米国株の下落や米長期金利の低下を背景に一転してドル売り円買いが強まり、米8月ISM製造業景況指数が予想をやや下回ったこともドル売り材料となって、ドル円は145円台へと反落しました。

4日(水)も軟調な推移が続き、米7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数が発表されると予想を下回る結果を受けてドル売りが加速し、ドル円は144円を割り込んで下落しました。

5日(木)は米8月ADP雇用統計が予想を下回ったことで142円台後半まで続落した後、米8月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことで144円台前半まで反発しましたが、6日(金)午後には円買いが強まり142円台へと下落しました。

今週のドル円は低調な米指標を受けて円高ドル安が進む展開となりました。来週は米8月消費者物価指数(CPI)などの重要イベントが予定されています。今月17日から開かれる米FOMCでの利下げ幅に関心が集まる中、今後の米指標を受けて利下げ幅をめぐる見通しがどのように変化するかが注目されます。

 
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