「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識（動画の内容 ポイントまとめ）
米雇用統計への注目:
- 9月FOMCでの0.5%か0.25%の利下げ幅決定に影響
- 21時30分発表
テクニカル分析:
- 移動平均線3本とも下向き（弱気のパーフェクトオーダー）
- RSIは30ラインに向けて下落
- ディセンディングトライアングルを下抜け
想定レンジ:
- 下値: 141.60円（8月安値）、140.80円（年初来安値）
- 上値: 144-145円
雇用統計予想:
- 非農業部門雇用者数: 16.5万人（前回11.4万人）
- 失業率: 4.2%（前回4.3%）
- 平均時給: 前月比+0.3%、前年比+3.7%
FOMCの利下げ観測:
- 0.5%利下げ: 43%、0.25%利下げ: 57%
逆イールド解消について:
- 米2年債の大幅低下が主因
- 安全資産への逃避を示唆、景気後退懸念は依然として存在
総じて、今夜の米雇用統計が短期的な相場動向を左右する可能性が高いです。予想と結果の乖離に注目し、結果次第では142円割れから141円台、あるいは144-145円台への動きが想定されます。また、逆イールド解消は必ずしも景気懸念の払拭を意味しないため、引き続き米国経済指標に注目する必要があります。
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経済指標・イベントの結果について
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お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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