午前の為替予想は… 米利下げ織り込みの後退が追い風に
作成日時 :2024年8月9日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
146.000-148.500円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は147円台を回復。145円台と146円台の往来が続いていたが、米新規失業保険申請件数が予想以上に減少すると147.55円前後まで上昇し、147.28円前後でクローズした。
先週2日の米7月失業率の悪化で労働市場の急減速に対する不安が高まっていただけに、新規失業保険申請件数の減少は市場に安心感を与えたようだ。米国株も主要指数が揃って上昇した。このまま市場が落ち着けば、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを巡る過度な織り込みが後退する動きが続き、ドル/円の追い風となろう。
なお、現時点で米金利先物は9月の利下げを100%織り込んでおり、利下げ幅が通常の25bp(0.25%ポイント)ではなく50bp(0.50%ポイント)になるとの見方が6割近くに達している。さすがに「緊急利下げ」の思惑は後退したようだが、「大幅利下げ」の思惑は依然として残っていることになる。9月の利下げ幅を巡る市場の見方が通常の25bpに傾くだけでもドルが買われやすい地合いと言えるだろう。
本日のドル/円は、主要国の株式市場が崩れなければ上値余地(戻り余地)を探る展開を予想。まずは3連休を控えた日本株の動きに注目したい。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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