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ドル円午前の為替予想、フランス政治リスクを注視 2024/6/17


午前の為替予想は… フランス政治リスクを注視

作成日時 :2024年6月17日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

156.500-158.000円

前日の振り返りとドル円予想

14日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。日銀が国債買い入れの減額を次回会合に「先送り」したことで円売りが強まると4月29日以来の158.26円前後まで上伸した。その後は、フランスの政局リスクが高まる中で円買いに傾き157円台を割り込む場面もあったが、ユーロ/円の下落が一服するとドル/円にも買い戻しが入り、前日比30銭余りドル高・円安の157.40円前後で取引を終えた。
フランスの政局については、先の欧州議会選で躍進した極右・国民連合(RN)に加えて左派連合も支持率を伸ばしており、マクロン大統領率いる与党連合の支持率は低迷。今月末から来月初めに行われる議会選で与党連合が大きく議席を減らす可能性が高まっている。ルメール仏財務省は14日、総選挙で極右が勝利すれば「金融危機のリスク」に直面すると警告。左派連合が勝利すれば「欧州連合(EU)離脱」につながると強調した。
本日の欧州市場でも仏株や仏国債の続落に注意が必要と見られ、ユーロの軟調地合いも続く可能性がある。フランスの政治リスクの高まりはキャリートレードの巻き戻しを誘発しやすく、円を買い戻す動きにつながることも考えられる。もっとも、欧州の政治混乱が深まればリスク回避のドル買いも相応に強まると予想されることからドル/円の下値は限定的と見る。

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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。