
前週末の日本株は日銀金融政策決定会合の結果がハト派と受け止められ、円安・株高の流れとなり、一時上げ幅を300円超に拡大したものの、買い一巡後に値を消しており、引け味は悪かった。その後の植田日銀総裁の会見はややタカ派の印象で、会見後にドル円は一時156円台に入るなど円高方向に振れている。
米国においては景気の先行きに不透明感が出ており、17日発表のニューヨーク連銀製造業景気指数や18日発表の小売売上高を見極めたいという雰囲気が強くなっている。
このような状況から、きょうは安く始まり、その後も積極的な買いは入らず、終日軟調な展開になると予想する。日経平均の予想レンジは38300円-38700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ