金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
5月28日、NY金先物市場で金6月限は5営業日ぶりに反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限の終値は前営業日比22.00ドル高の1オンス=2356.50ドルとなった。
ロンドン市場の序盤では2340.80ドルまで下落する場面があったが、過度な下げとの見方から自律反発を期待した買いが入り、米国市場の前半には2365.50ドルまで値を戻した。ただ、その後は上値が重くなり、時間外取引では2355ドル近辺でのもみ合いとなった。
金相場の反発には、対ユーロでのドル安が背景にある。外国為替市場ではドル安・ユーロ高が優勢となり、ドル建てで取引される金の割安感を捉えた買いが膨らんだ。また、先週に史上最高値を更新した反動での利益確定売りが一巡したことも、下値を支えた。
ただ、この日発表された米消費者信頼感指数の上昇が、金相場の上値を抑える材料となった。金価格はつい先週、経済や地政学リスクの高まりを受けて1オンス2400ドルを超え、史上最高値を更新したばかり。足元では最高値から約4%下落している。
市場関係者からは、先週の最高値から下落した背景について、先物市場での投機的な買いポジションの巻き戻しが主因との指摘があった。需給のファンダメンタルズではなく、強気相場の行き過ぎた反動との見方だ。
目先の金相場は、ドルの動向に左右されそうだ。ドル安が進めば金は買われやすいが、米経済指標の発表などを睨みながら、神経質な値動きとなりそうだ。ただ、中長期的な金の上昇トレンドが崩れたわけではないとして、さらなる上昇を予想するアナリストは多い。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が横ばいになり、価格は移動平均線の下に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、基準の50から「売られすぎ」とされる30の間で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
キャンペーン
CFD(CFDネクスト)について|はじめてのCFDなら外為どっとコム
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。