豪ドル/円今日の見通し「好調な米経済指標は豪ドルの重石？米耐久財受注に注目」2024/5/24

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。米国の5月購買担当者景気指数（PMI）が強い結果となったことで、米国の金利が長期間高止まりするとの見方が強まり、原油の需要減退予測に繋がった。終値は前営業日比-0.70ドルの1バレル=76.87ドル（5月23日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

▼こちらの記事も読まれています

・5月16日発表の豪4月雇用統計は、雇用者数が3.85万人の増加と市場予想（2.37万人増）を上回ったものの、失業率は4.1％へ悪化（前回：3.9%）、労働参加率は66.7%だった。

・5月7日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

・4月24日に発表された豪1‐3月期CPIは前年比+3.6%となり、前四半期（+4.1%）から鈍化したが市場予想（+3.5%）を上回った。同時に発表された豪3月月次消費者物価指数（CPI）は前年比+3.5%で前月（+3.4%）から上昇した。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

好調な米経済指標は豪ドルの重石？米耐久財受注に注目

本日は豪州にて主要な経済指標の発表は予定されていない。そのため、豪ドルは日米の株価指数動向を睨んだ動きとなりそうだ。NY時間には米4月耐久財受注が発表される。一昨日のタカ派的な米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録や、昨日の米5月製造業PMI・米5月サービス業PMIの強い結果などを受けて、市場は米国の金利高止まり懸念を強めている。本日の米4月耐久財受注が特に強い結果となった場合、市場も大きく反応する可能性があるため警戒したい。

想定される個別シナリオ

■米4月耐久財受注が予想を上回る
⇒米国の金利高止まりが長期化するとの見方が強まる
⇒米長期金利が上昇
⇒長期金利の上昇を嫌気して米株価指数は下落
⇒豪ドルは株価動向に敏感
⇒豪ドルは売られる

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
米4月耐久財受注

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。7時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとストキャスティクスで買いシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。