
ドル/円、一時153円台へ下落…米4月CPIを受けてFRB高官の利下げに対する見解に変化は?
東京市場のドル/円は、一時154円を割り込む展開。前日NY市場でのドル売り・円買いの流れを引き継ぎ、5月6日以来となる153.59円前後まで下落しました。その後は、米長期金利の低下が一服したことで欧州市場では154円台後半へ持ち直しています。
昨日の米4月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが年内2回行われるとの見方が強まっています。そうした中で、今夜は複数のFRB高官による講演が注目されそうです。また、NY市場では米新規失業保険申請件数や米4月鉱工業生産などの経済指標が発表されます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、一時153円台へ差し込むも61.8%押し水準で下げ渋り切り返しています。すでに38.2%押し154.80円付近まで到達しており155円台を回復できるか注目です。その際はローソク足が下ヒゲ陽線を形成し底堅さを示すことになるため再び上値を試す展開が期待されるでしょう。
ドル円 日足チャート

この後の経済イベント
5/16(木)
19:00 センテノ・ポルトガル中銀総裁講演
20:00 グリーン英MPC委員講演
20:30 ナーゲル独連銀総裁講演
21:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
21:30☆米4月住宅着工件数
21:30 米4月建設許可件数
21:30 米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30☆米新規失業保険申請件数
22:15☆米4月鉱工業生産
23:00 バーFRB副議長講演
23:00☆バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
23:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
25:00☆メスター米クリーブランド連銀総裁講演
28:50☆ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
5/17(金)
07:45 NZ1-3月期生産者物価指数
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:ドル円、CFD銘柄の解説を月~木の20時ごろからライブ配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、最新の市況解説を行うため、平日月曜から木曜まで20時ごろからライブ配信しています。FX初心者向けにFXやCFDの基本的な説明、また米ドル円を中心にここまでの相場の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。配信の後半では、ドル円の短期見通しや、S&P 500や金(ゴールド)などCFD銘柄のチャート分析も行っています。配信は、YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。

