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来週の為替予想(ポンド/円 ユーロ/円) 「ユーロ/円・ポンド/円の上昇基調は崩れていない、注意しながら買い目線継続か」ハロンズ FX 2024/5/3

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2024年5月2日 15時36分

ユーロ/円・ポンド/円の上昇基調は崩れていない、注意しながら買い目線継続か

ユーロ/円・ポンド/円、2週連続で大きな振幅

本邦勢が連休中の隙を突いて円売りが強まり、ユーロ/円は171.602円、ポンド/円は200.515円まで上昇幅を広げました。しかし、政府・日銀の円買い介入と思しき動きから、ユーロ/円は165.625円、ポンド/円は193.569円まで急降下。その後は、下落幅を半分程度に縮めたレベルでもみ合っていましたが、再び大規模な円買いの流れが強まり、ユーロ/円は164.040円、ポンド/円は191.721円にまで下げ幅を広げるなど、2週連続で値幅を伴う大きな振幅となりました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FOMCライブ解説、深夜でも仲間と一緒にFX! (2024年5月2日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

ユーロ/円、雲の上限付近で打診買いも有効か

ユーロ圏の1-3月期GDP前期比は0.3%と前期の-0.1%から持ち直しユーロ圏の景気後退は回避しました。サービス業を中心に企業景況感も持ち直しつつあるなど、景気見通しはいくらか明かりがさしています。見通しに対する期待感はユーロを下支えしそうです。一方で、6月利下げが見通せるECBに対して、利下げ時期が9月・11月まで後退したFRBと、欧米の金融政策の方向性の差がユーロの上値を抑制しやすい状況にもあります。成長回復と金融政策の差を秤にかけると、どうしても短期的な視線では後者が意識されやすくなり、ユーロは上値が抑制されやすいと考えます。もっとも、円安バイアスが強いため、下値も限定されるでしょう。

ユーロ/円は、短期的には上方向にオーバーシュートした反動から下落幅も広がった感じですが、上昇チャネルはまだ機能していると考えています。チャネル下限の少し下側には日足一目均衡表・雲の上限も迫っており、この付近のサポート力はそれなりに厚いと思われ、同水準では打診的な押し目買いを検討しても良いのかもしれません。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:162.000-170.000

英中銀は据え置き見通し、票割れに警戒

9日には英中銀が金融政策委員会(MPC)を開催し、政策金利を発表します。金利は据え置きが見通されており、声明文のガイダンス部分からタカ派な部分が削除されるのか、または委員の投票行動の行方が着目されます。ただ、フォワードガイダンスの部分はインフレ指標の結果を見れば妥当ですでに織り込み済と思われますので、サプライズがあるとするなら、投票行動の方でしょうか。前回は1名が利下げ支持、8名が据え置き支持でした。今回も同様となるとの見通しですが、ベイリー総裁は「英国の物価上昇圧力が後退しつつある『強い証拠』がある」と述べたことから、今後の方向性を象徴的に示す意味合いで、利下げを支持しないとも言い切れません。この場合、あくまでも象徴的ではあっても、マーケットがざわつくことになりそうです。順当に行けば、金融政策イベントは無風と見るのが妥当でしょう。

ポンド/円はテクニカルな分析が当てになるかは分かりませんが、日足一目均衡表・雲の上限レベルとなる191.00円前後や心理的節目の190.00円が当面のサポートレベルと言えそうです。一方で、上方向は4月29日の高値(200.515円)と5月1日安値(191.721円)の下落幅の61.8%戻しとなる197.156円や心理的節目の198.00円が上値の目途として意識されやすいと考えます。

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:190.000-198.000

5/6 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

変動幅が広がること自体は収益機会となるため嬉しいのですが、不規則な値動きは思わぬところで火傷することもあり厄介です。このような時は、自分に合ったマーケットではないと割り切って、休んだ方がお得かもしれません。

 
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