ドル円155円手前は重い…下値は153円を維持できるか注目【外為マーケットビュー】
動画配信期：2024/4/18～2024/5/2
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
目次
00:00 ドル円155円突破！相場の振り返り
02:06 オプション影響
04:40 地政学リスクの影響
06:52 カナダドル分析
08:11 米長期金利がドル上昇をサポート
08:33 ユーロ・ポンド分析
09:50 為替介入はいつでもあり得る
10:40 まとめ
動画の内容 まとめ
■ ドル円相場の推移
- ドル円は昨日、ついに155円の大台を突破した。しかし、その後は155.75円付近で値動きが激しい展開となった。
- 米耐久財受注指標の発表を受けて一時的に上値が重くなったが、その後再び上昇を続けた。
■ 155円突破の背景
- 155円付近には、リバースノックアウトと呼ばれる選択権オプションの消滅ラインがあった。
- このオプション条件が打ち消されたことで、155円突破につながった可能性がある。
- 過去にも同様の動きが見られ、ドル高を加速させたとの指摘がある。
■ 地政学的リスクの影響
- 昨日は、イスラエルによるレバノン空爆の報道が飛び込み、一時的に円買いの動きが出た。
- しかし、その後は再びドル高基調に転じた。地政学リスクの高まりも一時的な影響に留まった。
■ 介入警戒感の高まり
- 財務省高官が「介入の準備が整った」と発言しており、155円突破を契機に介入が実施される可能性がある。
- 介入後は一時的な円高修正が予想されるため、押し目買いのチャンスと捉えられる。
■ 今後の見通し
- 月末や連休前日ということで、介入の実施タイミングにも注目が集まっている。
- 155円台の攻防が焦点となっており、突破後はさらなる円安が進む可能性もある。
- 介入リスクを意識しつつも、介入後の押し目買いの機会を逃さないよう、注意深い対応が求められる。
YEN蔵 氏株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。ブログ「YEN蔵のFX投資術」、メルマガ「ＹＥＮ蔵の市場便り」で個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており､人気を博している｡
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