「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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動画の内容 ポイントまとめ
■ ドル円相場の状況
- ドル円は先ほど(収録:15時頃)154.94円まで上昇し、1990年6月以来の高値を更新した。
- 今日は大きな材料がなかったものの、日経平均の上昇もあり円安方向に進んだ。
- 155円の大台に迫る中、不安定な値動きが続く可能性がある。
■ 下値サポートと押し目買い
- 154円台後半付近が下値サポートとなっており、そこからの反発を期待できる。
- 155円突破後は、為替介入リスクに十分注意しつつ、慎重な取り引きを心がける。
■ 注目ポイント
- 21時半の米3月耐久財受注データの発表にも注意が必要だが、大きな反応は見込めない。
- むしろ、ニューヨーク市場での金利や株式市場の動きが、155円突破のきっかけになる可能性がある。
■ 為替介入への警戒
- 155円突破後は、日本政府・日銀による為替介入の可能性が高まるとみられている。
- 介入が実施された場合、一時的な円高修正が起こる可能性があり、押し目買いの好機となる。
全体として、ドル円は155円の大台に迫る中で不安定な値動きが予想される。経済指標よりも金融市場の動向に注目し、介入リスクにも十分留意する必要がある。
■ 経済指標・イベント
4/24(水)
18:10 チポローネECB専務理事講演
21:30 カナダ2月小売売上高
21:30☆米3月耐久財受注
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米5年債入札(700億ドル)
----- メタ・プラットフォームズ1-3月期決算
※☆は特に注目の材料
<ドル/円 30分足チャート>
最新のドル/円相場を解説
『質問に答えて、学びを深める。FXが分かるLIVE分析(19:30~)』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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