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S&P500はズルズル続落。強すぎる米経済指標が米利下げ時期を後退させる(市況と分析)2024/4/19

 

S&P500 レポート タイトル画像

S&P500CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」での銘柄名:米国SP500)について、現在までの推移とこの先のポイントについて短時間で確認できるよう簡潔にまとめました。

※最新のS&P500レポートはコチラ

ここまでのS&P500の値動き まとめ

4月18日の米国株式市場は、まちまちの動きとなった。ダウ工業株30種平均は22.07ドル高の37,775.38ドル、一方、ナスダック総合指数は81.87ポイント安の15,601.50で取引を終了した。S&P500種株価指数は11.09ポイント安の5011.12ポイントとなり営業日続落し、昨年10月以来の長期的な下落局面となった。

市場では、良好な米雇用や製造業関連の経済指標を好感して買いが先行する場面もあったが、連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて利下げ期待が後退したことや、半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)がスマートフォンやPC販売の低迷を理由に市場見通しを引き下げたことで需要鈍化への警戒感が高まり、ハイテク株を中心に売りが優勢となった。

市場関係者からは、根強いインフレを背景に利下げ開始時期の後ずれが意識され、米長期金利の不安定な動きへの警戒感が残っているとの指摘があった。ただ、堅調な経済指標を踏まえれば、企業業績や株価を下支えする好材料になるとの見方も聞かれた。

最新のS&P500CFDチャート(外為どっとコム「CFDネクスト」)

30分足チャート

S&P500CFD30分足チャート

日足チャート

S&P500CFD日足チャート

日足チャートを見ると、10日移動平均線は右肩下がりが続き、終値は移動平均線から大きく乖離し、下に位置している。相場の過熱感をはかるRSIは「売られすぎ」とされる30を割り込み20近辺で推移している。

※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

米国SP500 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

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S&P500の上昇・下落要因

上昇要因

経済指標の改善: 雇用統計、GDP成長率、消費者信頼感指数などの経済指標が良好な場合、市場の信頼感が高まる。
企業業績の向上: S&P 500を構成する企業の業績(収益、利益など)が予想を上回る場合、株価は上昇する傾向にある。
低金利環境: 金利が低いと、投資家はよりリスクのある資産(株式など)に投資しやすくなる。
政策的支援: 政府や中央銀行(FRB)による経済刺激策や金融緩和策が市場を支える場合がある。
技術革新: 新技術や産業のイノベーションが将来の成長への期待を高める場合がある。
外国からの資本流入: 外国投資家による米国株への投資が増加すると、株価は上昇しやすい。

下落要因

経済指標の悪化: 経済指標が悪化すると、経済の先行きに対する懸念から株価が下落することがある。
企業業績の悪化: S&P 500を構成する企業の業績が予想を下回ると、株価は下落やすい。
金利の上昇: 金利が上昇すると、借入コストが増加し、企業の利益に悪影響を及ぼす可能性がある。また、安全資産へのシフトが起こる可能性もある。
地政学的リスク: 戦争、テロ、政治的不安定などの地政学的リスクが高まると、市場のリスク回避姿勢が強まる。
規制の変更: 企業活動に影響を与える法律や政策の変更が予想される場合、市場は不確実性を嫌って株価が下落することがある。
市場の過熱: 株価が実体経済と乖離して過熱感がある場合、調整が入りやすく、下落につながることがある。

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