豪ドル/円今日の見通し「円安で100円到達後、中東情勢への警戒で下落…中国経済指標への反応は？」2024/4/16

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は小幅反落。先週末にイランがイスラエルに報復攻撃を行う可能性から買われた反動で売り優勢となった。終値は前営業日比-0.25ドルの1バレル=85.41ドル（4月15日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・3月27日に発表された豪2月月次消費者物価指数（CPI）は前年比+3.4%で前月から横ばいだった。1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期（+5.4%）から鈍化した。

・3月21日発表の豪2月雇用統計は、雇用者数が市場予想（4.00万人増）を大幅に上回る11.65万人の増加だった。失業率は3.7％へ改善（前回：4.1%）、労働参加率は66.7%だった。

・3月19日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

円安で100円到達後、中東情勢への警戒で下落…中国経済指標への反応は？

昨日の豪ドル/円は円が対米ドルを中心に大きく売られた影響から一時100円台に乗せる場面も見られたが、中東情勢への警戒感が再び高まり米株価指数が下落に転じたことで99円台前半まで押し戻された。本日も中東情勢への懸念が豪ドルの頭を抑える要因となりそうだ。
また、本日は中国の1-3月期国内総生産（GDP）、3月小売売上高、3月鉱工業生産が発表される。豪州は中国と交易関係が強いため、一連の経済指標の結果には注意が必要だ。ただ、前述の通り中東情勢への警戒感が高まっているため、中国の経済指標が豪ドル相場に与える影響は一時的となりそうだ。

想定される個別シナリオ

■中国1-3月期GDPが市場予想を上回る
⇒中国経済が回復しつつある
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは買われる

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
中国1-3月期GDP、3月小売売上高、3月鉱工業生産
中東情勢

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。4時に豪ドル/円のMACDで売りシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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