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来週の為替予想(米ドル/円)「インフレ抑制の確度見極め、円買い介入警戒との綱引き」ハロンズ FX 2024/4/6

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年4月5日 14時56分

インフレ抑制の確度見極め、円買い介入警戒との綱引き

米ドル/円は152円未達

世界的な金利上昇を受けて主要国と本邦の金利差拡大が意識され、米ドル/円は151.952円まで上昇しました。ただ、152.00円に設定されているオプション関連の米ドル売りに阻まれ、大台達成はなりませんでした。その後も直近高値圏をキープしたものの、イスラエルとイランの対立による地政学的リスクが意識されて、150.811円まで下押す場面もありました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FXのライブ解説、トルコリラ相場恐るべし、これが新興国FX (2024年4月4日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

米国債の動向注視

今年の米利下げ回数を巡っては、複数の当局者がFRBの見通しだった3回から2回へ減りつつあることが示唆されるものの、6月を含め未だ流動的と言えそうです。パウエルFRB議長も「データに基づいて政策決定を行っていく時間がある」とした上で、決定は「会合ごとに行われる」との認識を明らかにしており、同議長もまだ心が決まっていない感じです。一方、3月のFOMC後の会見よりは同議長も若干タカ派へシフトしたように受け止められ、マーケットを傷つけないように発言を修正しているようにも感じられます。

来週は米国で物価指標が発表されますが、同議長が指摘したように「政策担当者が確信を一段と深めた場合のみ(利下げが)実現する」ところへ近づくのかどうかが着目されそうです。そこでの結果が、インフレ抑制の確信を強める結果となれば、一旦、剥落している6月利下げ期待が持ち直して米ドル/円の頭を抑えそうです。逆に、利下げを急がないことを支持する内容になれば、米ドル/円は上値トライへの期待が高まりそうです。

ただ、152円を超えてくれば、本邦政府の口先介入も激しくなりそうで、観測や憶測などで急に米ドル/円が水準を下げるような不規則な動きが頻発することも考えられるため、落ち着かない展開になる危険もあります。また、2022年9月の円買い介入時には、米国債売却で原資を賄ったこともあり、米国債の動向にも気を配りたいです。

21日線の攻防が目先、ポイント(テクニカル分析)

米ドル/円は、期間21日のボリンジャーバンドの+2σを超えられずに、中心線付近へ調整し始めています。%DとSlow%D(共に期間3日)は売りシグナルを点灯させながら、50%付近へ低下しており、目先、米ドル/円の上値の重さが意識されやすそうです。150.264円(4日時点)の21日線付近で踏み止まり戻りを試す格好になれば、152.00円を超えて153.00円も見えてきそうですが、このラインを下振れしたときは、149.00円付近まで下げて反発力を蓄えることになりそうです。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:149.000-153.000

4/8 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

南極大陸でペンギン500羽余の死骸が発見されたそうです。鳥インフルエンザの疑いで調査されているようです。鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは極めてまれですので、心配はそれほどしていないのですが、鶏肉や鶏卵の供給が不安定になれば、卵の値段が心配されますね。

 
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