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金(ゴールド)は強烈な上げ。2238.40ドルを記録(XAU/USD 市況と分析)2024/3/29

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

金(ゴールド)市場の値動きまとめ

3月28日のニューヨーク金相場は、COMEX金先物6月限が前営業日比25.70ドル高の1オンス=2238.40ドルと続伸して取引を終えた。

金先物相場は、期末要因を背景にテクニカル的な買いが加速し、上昇した。ただ、FRBのウォーラー理事が前日の講演で、「金融政策正常化のための利下げを急ぐ必要はない」と発言し、当面は物価動向を注視する姿勢を示したことから、年内3回の利下げ観測はやや後退した。

また、この日発表された米経済指標は、2023年10-12月期の実質GDP確定値が前期比3.4%増に上方修正されたほか、新規失業保険申請件数が小幅減少、3月ミシガン大消費者景況感指数が2年8カ月ぶりの高水準となるなど、景気の底堅さを示唆する内容だった。

しかし、29日に発表予定のFRBが重視するインフレ指標、米2月個人消費支出(PCE)を控え、市場全体で様子見ムードが強まった。金相場も午前中は前日清算値近辺でもみ合いとなったが、午後に入って買いが優勢となり、最高値圏に到達した。

時間外取引では、一時2207.50ドルまで売られる場面があったものの、その後はドル安を背景に押し目買いが入り、じり高で推移。米国市場の後半にかけては2246.80ドルまで上昇した。

金先物は、米長期金利の低下を手掛かりに買いが優勢となり、高値を更新するなど堅調に推移した。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金

日足チャート

金

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで価格は移動平均線の上に位置し、上昇トレンドを示す。また、相場の過熱感をはかるRSIは、75を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

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