S&P500CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」での銘柄名:米国SP500)について、現在までの推移とこの先のポイントについて短時間で確認できるよう簡潔にまとめました。
ここまでのS&P500の値動き まとめ
3月12日の米国株式市場では、S&P500種株価指数が上昇し、終値で5,175.27と前営業日比57.33ドル高い水準で取引を終えた。一時下落する場面もあったが、持ち直しを見せた。
S&P500の上げ基調を牽引したのは、エヌビディアとオラクルの動きだった。オラクルが11.7%の大幅高となり、過去最高値を付けた。エヌビディアとの重要な共同発表を約1週間後に控えていることが分かり、買われた。エヌビディア株自体も7.2%高と反発した。
半導体株全般に好材料となり、フィラデルフィア半導体株指数は2日ぶりに2.1%値を上げた。
また、当日発表された2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇と市場予想を上回る伸びとなった。投資家の間では米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利下げ観測が根強く、CPIの高止まりを過度に意識する動きは見られなかった。
総じて、半導体関連が上昇したこと、またCPIが市場予想を大幅に超えなかったことなどから、上値を更新した格好となった。ただ、インフレ率の高止まりが意識されたため、上げ幅は限定的にとどまった。
最新のS&P500CFDチャート(外為どっとコム「CFDネクスト」)
30分足チャート
日足チャート
日足チャートを見ると、昨日終値が10日移動平均線の上に位置し、上昇トレンドが継続している。相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」の目安とされる70近くで推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
米国SP500 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
経済指標カレンダー
S&P500の上昇・下落要因
上昇要因
経済指標の改善: 雇用統計、GDP成長率、消費者信頼感指数などの経済指標が良好な場合、市場の信頼感が高まる。
企業業績の向上: S&P 500を構成する企業の業績(収益、利益など)が予想を上回る場合、株価は上昇する傾向にある。
低金利環境: 金利が低いと、投資家はよりリスクのある資産(株式など)に投資しやすくなる。
政策的支援: 政府や中央銀行(FRB)による経済刺激策や金融緩和策が市場を支える場合がある。
技術革新: 新技術や産業のイノベーションが将来の成長への期待を高める場合がある。
外国からの資本流入: 外国投資家による米国株への投資が増加すると、株価は上昇しやすい。
下落要因
経済指標の悪化: 経済指標が悪化すると、経済の先行きに対する懸念から株価が下落することがある。
企業業績の悪化: S&P 500を構成する企業の業績が予想を下回ると、株価は下落やすい。
金利の上昇: 金利が上昇すると、借入コストが増加し、企業の利益に悪影響を及ぼす可能性がある。また、安全資産へのシフトが起こる可能性もある。
地政学的リスク: 戦争、テロ、政治的不安定などの地政学的リスクが高まると、市場のリスク回避姿勢が強まる。
規制の変更: 企業活動に影響を与える法律や政策の変更が予想される場合、市場は不確実性を嫌って株価が下落することがある。
市場の過熱: 株価が実体経済と乖離して過熱感がある場合、調整が入りやすく、下落につながることがある。
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