ドル/円、一時146.40円台へ下落…マイナス金利解除を意識した円買いか
東京市場のドル/円は、上値の重い展開。日本株が大幅安となり、時間外の米長期金利が低下する中、一時146.54円前後まで下落しました。その後は買戻しが入りましたが147.00円台で伸び悩みました。
欧州市場では147.00円が上値抵抗と意識されてドル売り・円買いに振れると146.49円前後まで下値を拡大しました。
今夜は特に重要なイベントが予定されていません。また、市場は明日に発表される米2月消費者物価指数（CPI）に関心を寄せています。そのため、海外市場では大きな値動きに繋がりづらいと見られ、引き続き上値の重い相場展開となるでしょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日線を割り込みRSIが30ラインに向けて下落していることから下落バイアスが強まっている状態とわかります。目先は200日線が146.21円前後または146.00円の節目が下値支持と意識されそうです。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
3/11（月）
26:00 マン英MPC委員講演
26:00 米3年債入札（560億ドル）
3/12（火）
07:30 ハンターRBA総裁補講演
※☆は特に注目の材料
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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