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【見通し】NY為替見通し=ドル円、イベント乏しく明日の米CPI待ちか

ドル円は先週末の流れを引き継ぎ147円前半で上値の重さを示し、日米株価指数のさえない動きも手がかりに146.49円まで弱含み先週末の安値に面合わせした。

 本日のNY市場では主な経済指標や注目のイベントは予定されておらず、ドル円は米株や米長期金利の動向を睨みながらの動きが見込まれるも、市場の目線は明日の2月米消費者物価指数(CPI)に向けられており、一方向に大きく振れにくい。

 足もとでは日銀のマイナス金利解除思惑の高まりを背景とした円買いと、米長期金利の低下を受けてドル買いが一巡していることもあり、ドル円は上値の重い動きが続きそうだ。ただ、日銀のマイナス金利解除は織り込んでいる部分も大きく、マイナス金利解除後の追加利上げ期待が高まらない限り、円買いが大きく進む可能性は低いと見ている。

 今年の米10年債利回りは2月につけた4.34%台をピークに30ベーシスポイント(bp)近く低下している。4%台は維持しているものの、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が近い将来に利下げに踏み切るとの自信を強めており、下方向への動きが警戒される。先週、パウエルFRB議長はインフレとの闘いを縮小する方向に近づいていることを示唆し、先週末の2月米雇用統計では失業率の悪化と賃金の伸びの鈍化で労働市場の軟化を示し、利下げ思惑を後押した。ただ、一部では最近の米経済データが予想以上に好調であることをかんがみると「足もとの米長期金利は下げ過ぎ」との声も出ており、米長期金利の動きに注目。

・想定レンジ上限
 ドル円は90日移動平均線の147.32円が上値めど。

・想定レンジ下限
 ドル円は200日移動平均線の146.22円が下値めど。

(金)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ