ドル円 米早期利下げ観測後退で底堅い動き
今週初めのドル円はアメリカが祝日で動意が鈍る中、150円台前半でスタートしました。
19日(月)は小幅な値動きとなる中、一時149円台後半まで下落しましたが、20日(火)は底堅く推移し午後には150.43円台まで上昇しました。
その後下落に転じ、20日夜に発表された米1月景気先行指数やカナダの1月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る結果となったことで149.68円前後まで反落しましたが、21日(水)には米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となり、22日(木)には150円台前半へと持ち直しました。
今週のドル円は米早期利下げ観測の後退によるドル買いの流れが落ち着き、大きな方向感が出ることなく揉み合う展開となりました。日銀の植田総裁が「マイナス金利解除後も緩和的な政策が続く」との見解を示したことや日経平均株価の堅調な動きなどを背景に、ドル円は底堅い動きとなっています。ただし市場で次回FOMCでの政策金利据え置きが織り込まれていることや本邦当局による為替介入への警戒感から、ドルが大きく買われる展開は予想しづらいとの見方もあります。
来週は米FRBが政策決定上重視するとされる米1月個人消費支出(PCE)など複数の重要指標が発表予定となっています。FRBの利下げ開始は6月になるとの見方が強まる中、米指標を受けて年初からの円売りドル買いトレンドに変化が見られるか注目されます。
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