【ユーロ円週間予想】一段の上昇の可能性。159.50割れで“ニュートラル”に変化、157.50以下の越週で下値リスクが点灯。
直近の日足は小陽線で終え、上値トライの可能性に繋げています。単体では上昇エネルギーの強いものではなく、また対ドルでユーロが“弱気”の流れにあるため、急伸にも繋がり難い状態ですが、下値を着実に切り上げる流れを維持しており、急落し難い形となっています。但し、160.50以下で終えた場合は日足の形状がやや悪化、158.50以下で終えた場合は12月に付けた153.23を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けて短期トレンドが変化します。日足の上値抵抗は162.20-30,162.70-80,163.10-20,163.60-70に、下値抵抗は160.50-60,161.00-10,160.60-70,160.10-20にあります。21日、120日、200日線は160.52,159.06,157.31に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。
一方直近の週足は小陽線で終え、小幅続伸して越週しました。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、この足が昨年11月に付けた164.30を直近高値として上値を切り下げてきた流れから頭一つ上抜けた位置で終えており、上値余地がさらに拡がる可能性が点灯中です。週足終値が160.50以下であった場合は上抜けが“ダマシ”となった可能性が生じますが、トレンドが強い状態を維持しており、深い押しにも繋がり難いと見られます。但し、週足ベースで見た強い下値抵抗が157.50-60にありますが、これを割り込んで越週した場合は、中期トレンドが変化する可能性が生じます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.20-30,163.60-70,164.30-40に、下値抵抗は161.20-30、160.70-80,159.90-00にあります。164円台に乗せて越週した場合は166~167円超えトライの可能性が点灯します。31週、62週移動平均線は158.70と152.49に位置しており、中・長期トレンドは“ユーロ強気”の流れにあります。
今週の戦略は、ユーロ買いは161.50-60で押し目買い。下値余地を161.30近辺まで見て置く必要があります。損切りは160.80で一旦撤退です。ユーロ売りは今週いっぱい様子見です。
上値は、161.90-00にやや強い抵抗がありますが、162円台乗せを見た場合は162.30-40,162.60-70,163.10-20,163.50~163.70,164.00-10,164.30-40にある抵抗をどこまでクリアできるかトライする動きへ。下値は、161.50-60,161.30-40,160.90-00にやや強い下値抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、全て下抜け、さらに160.30-40の抵抗も下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。さらに159.50割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化、158.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。
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