「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識
①日足:調整下げからの反発ポイントは・・・10・20・80日移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーとなり上昇基調の継続を示しています。151円を前に伸び悩むとRSIが70ラインから低下したこともありやや押し戻されていますが、150円台を保っていることから底堅い状況と見れます。仮に150円を割ったとしても149円台は押し目買いポイントとして意識されそうです。
ドル/円 日足チャート
今日のトレードシナリオ:買い目線
②相場展開の予想・・・強気のパーフェクトオーダー継続中のため買い目線に変わりありません。足元では、調整下げ局面となっているため押し目買いポイントを探っていきましょう。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、149.80-150.00円、149.50円付近と見ます。また、150.30円を突破してくると上昇の勢いが強まっている可能性があるため買い場が出てくるかもしれません。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
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今後の注目経済指標・イベント
今夜は、米1月小売売上高に注目が集まります。市場予想は前月比-0.2%と減少が見込まれていますが、自動車を除いた売上高は前月比+0.2%と小幅に増加する見通しで、実質的には個人消費の底堅さを示すと予想されています。先日発表された米1月雇用統計が強い結果だったのに続いて小売売上高も予想を上振れる結果となれば、ドル/円は年初来高値(150.88円前後)を視野に入れた展開となりそうです。
2/15(木)
16:00☆英12月GDP
16:00☆英10-12月期GDP・速報値
16:00 英12月鉱工業生産
16:00 英12月製造業生産指数
17:00☆ラガルドECB総裁講演
21:00 レーンECB専務理事講演
22:00 グリーン英MPC委員講演
22:15 カナダ1月住宅着工件数
22:30 米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:30☆米1月小売売上高
22:30☆米新規失業保険申請件数
22:30 米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:50 マン英MPC委員講演
23:15☆米1月鉱工業生産
27:00 ナーゲル独連銀総裁講演
27:15 ウォラーFRB理事講演
30:00 米12月証券投資
※☆は特に注目の材料
『17時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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