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豪ドル/円 今日の見通し「中国経済にかかるデフレ圧力 中国CPIが悪化しても豪ドル売りは短期的な可能性も」2024/2/8

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は3日続伸。米エネルギー情報局(EIA)が公表した週報で、24年の米国内産油量見通しを前回から下方修正したことが材料視された。終値は前日比+0.55ドルの1バレル=73.86ドル(2月7日)。

・2月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

・1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期(+5.4%)から鈍化。同時に発表された豪12月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%で前月(+4.3%)から鈍化した。

・1月18日発表の豪12月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大幅に下回る6.51万人の減少だった。失業率は3.9%で横ばい、労働参加率は66.8%へ低下した。

今日のメインシナリオは

中国経済にかかるデフレ圧力 中国CPIが悪化しても豪ドル売りは短期的な可能性も

本日は中国にて1月消費者物価指数(CPI)と1月生産者物価指数(PPI)が発表される。中国のCPIは過去3カ月連続、PPIは12カ月連続で前年比マイナスとなっている。不動産不況による内需の弱さなどが一因だ。中国人民銀行は1月24日に預金準備率の引き下げを公表したが、これについては2月5日から実施なので、今回発表される中国1月CPIと1月PPIに影響はない。市場は本日発表される1月CPIが前年比‐0.5%、1月PPIは‐2.6%になると予想している。市場予想を下回った場合、中国の不況が続くとの見方から中国と交易関係の強い豪ドルには売り圧力がかかりそうだ。他方で、中国当局による追加景気支援策期待が高まる可能性もある。結果が悪かったからと言って、一方的な豪ドル売りに繋がるとは決めつけない方が良さそうだ。

この先の個別相場変動

■中国1月CPIが市場予想を下回る
⇒中国国内の内需の弱さが続いている
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国1月CPI、1月PPI
日、中、米の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。6時に豪ドル/米ドルのRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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