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FX「注目は2月8日。消費者物価と政策金利決定」メキシコペソ見通し

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総括

FX「注目は2月8日。消費者物価と政策金利決定」メキシコペソ見通し

予想レンジ 8.3-8.8

 (ポイント) 
*22年、23年と最強通貨となった。ペソ円の年足は3年連続陽線
*2023年のGDPは前年比3.1%増加、IMFの2024年成長見通しは2.7%
*12月貿易収支は大幅黒字
*8日に1月消費者物価を経て政策金利決定となる
*中国回避のメキシコ投資だが、中国もメキシコへ向かう
*メキシコ初の女性大統領を目指す選挙選(6/2)
*ニアショアリングと郷里送金がペソ高の原動力
*弱点は財政赤字拡大
*24年はペソ安予想もある(対ドル)
*自動車生産・輸出・国内販売、いずれも増加、23年
*1月前半消費者物価は上昇、1月発表の他の指標はやや弱い
*2024年1Qに利下げを検討する可能性、ロドリゲス中銀総裁
*中銀ヒース理事、来年2月か3月までに金利を「調整」する可能性示唆
*マヤ鉄道の開業は財政負担となるか
*AMLO大統領は「スーパーペソ」の復活を歓迎
*ペソ高が輸出に悪影響を与えるという懸念なし、財務副大臣
*トランプ大統領が誕生すればメキシコに一波乱あり

(ペソは年初来12通貨中3位。金融緩和期待で株高)
 2022年、23年と最強通貨であったペソは今年も弱くはない。12通貨中3位。対円では年初来3.25%高。ただドルが今年はさらに強くペソは対ドルで0.55%安。1ドル16ペソ台は維持できず17ペソ台へ戻している(ドル高ペソ安)。長期金利(10年国債)は9.37%、米国債とほぼパラレルに動いている。株価指数(ボルサ)は0.77%高で漸くプラス圏へ。

(2023年のGDPは前年比3.1%増加)
 2023年のGDPは、前年比3.1%増加となった。通年のプラスは3年連続。自動車生産など製造業は海外企業の進出や設備の増設が相次いでおり、四半期ベースの増加トレンドも9四半期まで伸びた。
 通年の分野別では製造業や鉱業など第2次産業(3.6%増)の伸びが目立つ。大消費地の米国の近くに生産拠点を設ける「ニアショアリング」関連の進出や増産を原動力に、メキシコへの海外からの直接投資額は過去最高水準に達している。農業など第1次産業は2.2%、金融サービスなどの第3次産業は2.9%それぞれ増えた。

米国向け輸出が伸び、23年の自動車生産台数は前年比14%増加した。メキシコ進出を表明している米電気自動車(EV)大手テスラ向けの部品・素材メーカーも多く進出している。
10〜12月のGDPは前期比0.1%増にとどまった。農業の不振で第1次産業が1.1%減り、第2次産業も横ばいだった。

昨日公表されたIMFの2024年成長見通しは2.7%、昨年10月から0.6%上方修正された。

(経済指標は、来週は消費者物価を経て政策金利決定)
1月企業信頼感指数は54.5、12月は54.6、予想は54.3。一方1月製造業PMIは50.2で12月の52を下回った。2月7日に1月消費者信頼感指数、8日に1月消費者物価を経て政策金利決定となる。

(2月8日に政策金利決定 据え置き予想)
 金融政策では昨年末にFOMC、メキシコ中銀も利下げを示唆したが、両国とも直近の消費者物価は上昇。FOMCは利下げ観測が後退している。ただ米4Q・GDPのコアPCEが2%で落ち着いてきている。
 政策金利決定はFOMCが据え置いた、メキシコ中銀は2月8日に発表される。予想は据え置き。米墨どちらが先に金融緩和政策に転じるかが注目される2024年だが、米国の利下げ予想時期が3月から4-6月へ後退していたことが、対ドルでのペソ安の一因だ。

 (中国回避のメキシコ投資だが、中国もやってきた)
 海外からメキシコへの直接投資額が2023年1〜9月に329億ドルに達した。過去最高だった2013年に迫る水準で、中国企業の進出や設備増設が多い。米中対立の激化で米国生産のリスクを避けてメキシコを選ぶケースが多いとみられている。米バイデン政権も神経をとがらせている。
 
「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」は域内貿易で関税をゼロにする条件を厳しくし、米国に製造業を呼び戻す狙いがあった。ただ結果的には関税分を加味しても人件費が安いメキシコに多くの製造業が流れている。
 ジェトロの22年度調査によると、メキシコの一般工員の人件費(月給)は最も高いケレタロでも480ドルと、米デトロイト地区の8分の1程度だった。中間管理職でも半額程度だ。米国ではさらに賃金が上昇する機運もある。

テクニカル分析

ボリバン2σ下限から小反発

 日足、じり安。一時ボリバン2σ下限に達す。雲の上は維持。1月2日-2月1日の上昇ラインがサポート。1月31日-2月1日の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。5日線下向き、20日線横ばい。
 週足、ボリバン中位を割り込んでいたが回復。12月18日週-1月1日週の上昇ラインがサポート。11月27日週-1月15日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
 月足、23年7月から山なり状態が続く。12月-1月の上昇ラインがサポート。11月-1月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、23年で3年連続陽線。14年-22年の下降ラインを上抜く。22年-23年の上昇ラインがサポート。

VAMOS MEXICO

メキシコ初の女性大統領を目指す選挙選

 パン・PRI・PRD連立政権のショシトル・ガルベス氏は、エル・フィナンシエロが実施した12月の世論調査以来2ポイント増加し32%としたが、ライバルの与党モレナ党のクラウディア・シェインバウム氏は依然として48%の支持で首位を維持している。 メキシコ初の女性大統領を目指すクラウディア・シェインバウム氏とショシトル・ガルベス氏の争いは、投票まであと4カ月余りで激化している。
正式な選挙期間は3月1日から始まる。6月2日の選挙では、大統領職に加えて、連邦、州、地方自治体の約2万人のポストが争われ、メキシコ史上最大規模となる。連邦レベルでは、国民が下院議員500名、上院議員128名を選出する。
 世論調査回答者の40%が下院選挙でモレナ氏を支持するつもりだとエル・フィナンシエロに答え、19%が制度的革命党(PRI)と連携した国民行動党(PAN)に投票すると答えた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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