午前の為替予想は… 米利下げ観測後退が支えもFOMC待ちへ
作成日時 :2024年1月29日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
147.600-148.600円
前日の振り返りとドル円予想
26日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米12月個人消費支出物価指数(コアPCEデフレーター)の鈍化を受けて147.41円前後まで下落する場面もあったが、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待でNYダウ平均が史上最高値を更新する中、長期金利が持ち直したことで148.21円前後へと反発した。
米12月コアPCEデフレーターは伸びが鈍化したとはいえ前年比+2.9%と、依然として米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標である2%を上回っている。このためFRBは今週30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)でもタカ派姿勢を維持する(早期利下げに前向きな姿勢は示さない)との見方が優勢になりつつある。
そうした中、ドル/円は本日も堅調地合いを維持すると見られ、147円台後半の下値は堅そうだ。もっとも、FOMC待ちで市場の動意は鈍る公算が大きく、148円台半ば以上の水準を買い上がる動きも限られそうだ。
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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