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ドル円 2024年の最高値は「153円以上」が最多!FX個人投資家が大予想【外為短観 第176回】

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<第176回調査>2024年1月27日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

分析・レポート作成
外為どっとコム総合研究所

調査実施期間
2024年1月19日(金)13:00~2024年1月23日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は704件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください
問2:今後1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください
問3:今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください
問4:今後1カ月間のポンド/円相場の見通しについてお答えください
問5:今後3カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか
問6:今後3カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか
問7:今年(2024年)のドル/円相場の「最高値」はどの水準になると思いますか
問8:今年(2024年)のドル/円相場の「最安値」はどの水準になると思いますか

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください。

「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が53.1%であったのに対し「円高・米ドル安」と答えた割合は21.0%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△32.1%ポイントと前月の▼46.1%ポイントから一転して大幅なプラスへ転じた。
調査期間前後の米ドル/円相場は、一時約1カ月半ぶりの148円台後半まで上昇するなど強含みで推移。米3月利下げを巡る市場の思惑が後退する中でドル買いが入りやすく底堅い値動きとなっていることから個人投資家は米ドル高・円安に向かいやすいとの見方を強めたようだ。
今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が155.00円、最安値が135.00円となり、高値の平均値は149.85円、安値の平均値は143.30円であった。高値の中央値は150.00円、安値の中央値は144.00円だった。実勢レートが前回調査時(最終日)から4.5円程度切り上がったのに合わせて、高値と安値の予想中央値は前月調査時から5円程度、ドル高・円安にシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問2:今後1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が、43.6%であったのに対し「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は19.7%であった。この結果「ユーロ/円予想DI」は△23.9%ポイントとなり、前月の▼32.7%ポイントから大幅に上昇してプラスへ転じた。
調査期間前後のユーロ/円相場は、米ドル/円の動きをなぞるように一時1カ月半ぶりに161円台へと上昇。ラガルド欧州中銀(ECB)総裁らが市場の早期利下げ観測をけん制する中、個人投資家はユーロ高・円安に傾きやすいと見ているようだ。
今後1カ月のユーロ/円相場の高値と安値の予想については、最高値が168.03円、最安値が142.00円となり、高値の平均値は162.08円、安値の平均値は155.85円であった。高値の中央値は162.00円、安値の中央値は156.00円であった。前月調査時(最終日)から実勢レートが3円程度切り上がったのに合わせて予想中央値も2~4円程度、ユーロ高・円安方向にシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問3:今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が、38.4%であったのに対し「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は18.3%であった。この結果「豪ドル/円予想DI」は△20.1%ポイントとなり、前月の▼20.3%ポイントからプラス圏へ切り返した。
調査期間前後の豪ドル/円相場は、日経平均株価がバブル後の最高値を更新する中で一時97円台後半まで上昇した。その後も97円台を中心に推移しており、豪ドル高・円安基調の継続を見込む個人投資家が増えたようだ。
今後1カ月の豪ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が100.00円、最安値が90.00円となり、高値の平均値は98.23円、安値の平均値は94.68円であった。高値の中央値は98.00円、安値の中央値は95.00円だった。前月調査時(最終日)と比べ実勢レートは同水準だが、予想中央値は1~2円程度、豪ドル高・円安方向にシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問4:今後1カ月間のポンド/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間の英ポンド/円相場の見通し」については、「英ポンド高・円安方向」と答えた割合が、40.9%であったのに対し「円高・英ポンド安方向」と答えた割合は20.7%であった。この結果「英ポンド/円予想DI」は△20.2%ポイントとなり、前月の▼24.9%ポイントから切り返してプラスへ転じた。
調査期間前後の英ポンド/円相場は、英中銀(BOE)による早期利下げ観測が後退する中、2015年8月以来の高値を更新。一時188円台後半へ上昇した。こうした動きを眺めて、個人投資家は英ポンド高・円安予想に転じたと見られる。
今後1カ月の英ポンド/円相場の高値と安値の予想については、最高値が195.00円、最安値が167.00円となり、高値の平均値は188.45円、安値の平均値は180.73円であった。高値の中央値は189.00円、安値の中央値は180.00円だった。前月調査(最終日)から実勢レートが5円程度切り上がったものの、予想中央値は前回から2~4円程度の上方シフトにとどまった。高値警戒感が一部でくすぶっているのかもしれない。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問5:今後3カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか

今後3カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか(ひとつだけ)と尋ねたところ、「米ドル」と答えた割合が48.3%で最も多かった。次いで「円」が26.6%、さらに「メキシコペソ(5.8%)」、「豪ドル(5.1%)」、「英ポンド(3.8%)」、「トルコリラ(2.6%)」、「ユーロ(2.4%)」と続いた。「米ドル」が前回の19.7%から急増した一方、「円」は前回の52.4%から半減して首位の座を「米ドル」に譲った。年末を境に円安方向へ大きく流れが転じたことで個人投資家の見通しも大きく変化したことが読み取れる。なお、「米ドル」が最も強くなると答えた向きの多くは、その理由として米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退している点を挙げた。FRBの金融政策を巡っては「利下げが3月に行われることはなさそう」との声や「市場が早期利下げを織り込み過ぎている」などの意見が出ていた。

問6:今後3カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか

今後3カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか(ひとつだけ)と尋ねたところ、「円」と答えた割合が43.2%と最も多かった。次いで「米ドル」が23.4%、さらに「中国人民元(8.8%)」、「トルコリラ(6.4%)」、「ユーロ(6.3%)」、「英ポンド(4.3%)」、「豪ドル(3.1%)」と続いた。「円」が前回の21.4%から倍増となった一方、「米ドル」が前回の51.9%から半数以下に減少したことで、ここでも首位が再逆転した。「円」が最も弱いとした理由については、こちらも日銀の金融政策を挙げる向きが多かった。たとえば「金融引き締めはまだ遠そう」、「金融緩和がしばらく続く」、「震災の影響で今春のマイナス金利解除は難しくなった」などとする声のほか、「利上げすると経済が冷え込むため日銀は利上げできない」、「利上げしても(海外が利下げしても)金利差縮小は微々たるもの」との意見もあった。

問7:今年(2024年)のドル/円相場の「最高値」はどの水準になると思いますか

今回の特別質問として「今年(2024年)の米ドル/円相場の『最高値』はどの水準になると思いますか」と尋ねたところ、「153円台以上」が30.4%で最も多かった。次いで「150円台」が23.0%、さらに「152円台」が18.3%で続き、以下「151円台(14.6%)」、「149円台(8.0%)」、「148円台(5.7%)」の順になった。調査期間中に付けた148.80円前後が今年の高値になるとの予想は少数だった一方で、2022年に付けた1990年以来の高値151.94円前後を超えるとの予想はほぼ半数に上った。見通しの理由について自由記述形式で回答を求めたところ、「148円台」や「149円台」と答えた向きからは「日銀のマイナス金利解除とFRBの利下げで日米金利差が縮小」との声や「150円に近付けば介入が警戒される」との意見が出ていた。一方、「152円台」や「153円台以上」と答えた向きからは「日銀がマイナス金利を解除しても日米金利差はたいして縮まらない」とする見解が示された。その他、「利下げ回数の織り込みが正常化し、米大統領選に向けて株価ラリーが始まったタイミングでドルが強くなる」との意見が見られた。

問8:今年(2024年)のドル/円相場の「最安値」はどの水準になると思いますか

今回の特別質問として「今年(2024年)の米ドル/円相場の「最安値」はどの水準になると思いますか」と尋ねたところ、「140円台」が34.7%と最も多かった。次いで「135円台以下」が28.0%、「138円台(13.2%)」、「139円台(8.5%)」、「136円台(8.0%)」、「137円台(7.7%)」と続いた。今年は、1月2日に付けた140.80円前後を大きく下回ることはないとの見方が最も多かった一方で、「135円台以下」へ下落するとの予想も多く、米ドル/円の下値見通しについては個人投資の間で見方が割れていることがわかった。見通しの理由について自由記述形式で回答を求めたところ、「140円台」と答えた向きからは「トランプ返り咲きが期待されるとドルは上がり円は下がる」、「円高になる要素はまだ出てこない」、「1月の140円台が2024年の円の最高値と考えている」などの声が挙がった。一方、「135円台以下」とした向きからは「125円まで下がるのではと考えています。輸出が増える、原油価格は下がる、米国の利下げ、日銀の政策金利は上がる、すべて円高要因です」との意見が出ていた。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社外為どっとコム総合研究所ならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 Copyright©2024Gaitame.com Research Institute Ltd. All Rights Reserved. https://gaitamesk.com/
 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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