【ユーロ円週間予想】“ユーロ強気を維持”上値余地が限られる可能性にも注意。160円台に乗せて越週すれば一段の上昇へ。
直近の日足は陰線引けとなり、続落して終えているが、下値を切り上げる流れを維持しており、調整下げの範囲内に留まっている。一方で、160円台乗せに失敗した流れにあるので上値が重くなる可能性があり、買いも慎重に臨む必要がありそうだ。短期トレンドは“ユーロ強気”の流れにあるが、158円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化、156円を割り込んで終えるか155円割れで越週した場合は、“ユーロ弱気”に変化して下値余地がさらに拡がり易くなる。日足の上値抵抗は159.40-50，160.00-10，160.40-50，161.10-20に、下値抵抗は158.40-50，158.00±10銭、157.00-10，156.00-10にある。21日、200日移動平均線は157.19と155.69に位置しており、短・中期トレンドをサポート中。120日線も158.51に位置しており、短期的な下値抵抗として働く可能性を示唆している。
一方週足を見ると、実体が小さく上下にヒゲのある陽線引けとなり、続伸して越週したが、160円台に乗せられずに押し戻されており、この反動で週初は上値の重いスタートとなることが予想される。一方で下値を切り上げる流れには変化が認められず、週初の下値トライに失敗すれば再度160円超えトライの動きに転ずる可能性を残しており、突っ込み売りにも注意する必要がありそうだ。160円台に乗せて越週すれば162円超えトライへ。逆に156円を割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯、155円台を割り込んで越週した場合は、中期トレンドも変化して、150円方向への一段の下落に注意が必要となる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は159.80～160.00，161.20-30，162.00-10に、下値抵抗は158.00-10，157.00-10，155.80～156.00にある。31週、62週移動平均線は157.92と151.09に位置しており、中期トレンドをサポートしている。
上値は、159.00-10に軽い抵抗が、159.40-50，159.70-80，160.00-10に強い抵抗があるが、全てクリアして160円台に乗せて終えれば下値リスクが後退して160.40-50，161.10-20，161.70-80，162.00-10にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、158.40-50，158.00±10銭に強い抵抗があるが、全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して、156～158円ゾーンにある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。下値抵抗は157.50-60，157.10-20，156.80-90，156.30-40，156.00-10。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、155円割れで終えた場合は中期トレンドが変化して一段の下落リスクに注意が必要となる。
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