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ドル円今週の予想「“ドル強気”の流れを維持。144円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。」FXチャート分析 2024/1/15

【ドル円週間予想】“ドル強気”の流れを維持。145.80超えで終えれば一段の上昇へ。144円割れで終えた場合は調整下げ局面入りへ。

直近の日足は前日足から下寄りした位置に実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、小幅続落して引けている。145.00-10の日足の下値抵抗を守り切れずに終えており、上値の重いスタートとなりそうだが、一方で下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドの変化は認められない。但し、145.70-80に日足の上値抵抗があり、これを実体ベースで上抜けて終えるまでは、上値余地も拡がり難い。一方下値は、日足の下値抵抗が144.40-50,144.00-10にあるが、144円を割り込んで終えた場合は、12/28に付けた140.25を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けて、下値リスクがやや高くなる。この場合でも141円台を割り込んで越週するか、日足が140円割れで終えない限り、調整下げの範囲内となる。日足の上値抵抗は145.30-40,145.70-80,146.40-50に、下値抵抗は前述の144.40-50,144.00-10と143.00-10,142.50-60にある。21日、200日移動平均線は143.19と143.58に位置しており、短期トレンドをサポート中だが120日移動平均線は146.89に位置しており、上値を抑え込んだ状態にある。

一方週足を見ると、実体が小さく上下にヒゲのある陽線引けとなり、週初の寄り付き水準に押し戻されて終えている。上下の攻めに失敗した形だが、前週の大陽線が立ち上げの可能性を示唆しており、この陽線の値幅を切り崩して(週足安値141.11)141円を割り込んで越週しない限り、短期トレンドは大きく変化しない。145.00-10の週足の上値抵抗を上抜けきれずに終えているが、トレンドの崩れも認められないので、短期戦略は引き付けて買いの戦略で。今週の週足ベースで見た上値抵抗は145.00-10,145.90-00,146.40-50,147.10-20に、下値抵抗は144.00-10,142.50-60,141.20-30にある。31週移動平均線は145.71に位置しており、強い上値抵抗として働く可能性を示唆しているが、62週線は140.17に位置しており、中期トレンドをサポートしている。

上値は、145.00-10に軽い抵抗が、145.30-40,145.70-80に強い抵抗があるが、145.80超えで終えれば、146.00-10,146.30-40にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。全て上抜けて終えた場合は147円超えトライの動きが強まり易くなる。下値は、144.80-90に軽い抵抗が144.40-50,144.00-10に強い抵抗があるが、全て下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して調整下げ局面入りの可能性が高くなる。この場合は143.80-90,143.50-60,143.00-10,142.50-60,142.00-10にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。この場合でも141円割れで越週するか140円を割り込んで終えない限り短期トレンドは“ドル弱気”に変化しない。

© 2024 オフィスフレア/川合美智子
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