「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足：144.00-145.00円が上値抵抗に？・・・140.26円前後の安値以降は反発基調を強めています。10・20日移動平均線を上抜ける中でMACDがゴールデンクロスとなっています。ただ、MACDは0ライン下に位置しておりチャート形状から見ても下落基調は継続していると判断できます。目先は144.00-145.00円程度が上値抵抗ゾーンになると見ています。同水準から反落すれば下落基調は継続、突破すればフラットな状態となりそうです。
ドル/円 日足チャート
トレード方針：売り方針
②相場展開の予想・・・足元では反発基調を強めていますが、下落基調は継続です。145円を突破するまでは売り目線に変わりありません。
③トレードタイミング・・・144.00-145.00円の上値抵抗ゾーンで戻り売りポイントを見極めていきたいです。また、142.80円付近で下げ渋っているため下抜けたら売り場となる可能性があります。
ドル/円 4時間足 ネオチャート（図1）
ドル/円 外為注文情報（図2）
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 市場の関心は明日の米12月雇用統計に集まっています。そうした中で今夜は米12月チャレンジャー人員削減数や米12月ADP全国雇用者数、米新規失業保険申請件数が発表されます。結果次第ではドル/円相場は強く反応する可能性はありますが、決定的な材料とはなりにくそうです。
1/4（木）
16:45 仏12月消費者物価指数
17:50 仏12月サービス業PMI・改定値
17:55 独12月サービス業PMI・改定値
18:00 ユーロ圏12月サービス業PMI・改定値
18:30 英12月サービス業PMI・改定値
21:30 米12月チャレンジャー人員削減数
22:00☆独12月消費者物価指数
22:15☆米12月ADP全国雇用者数
22:30☆米新規失業保険申請件数
23:45 米12月サービス業PMI・改定値
※☆は特に注目の材料
『17時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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