来週のドル円関連重要イベント
12月25日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
12/25(月):
【日本】植田和男日銀総裁、発言
12/26(火):
【日本】11月失業率
【日本】11月有効求人倍率
【アメリカ】10月ケース・シラー米住宅価格指数
12/27(水):
【アメリカ】12月リッチモンド連銀製造業指数
12/28(木):
【日本】11月鉱工業生産・速報値
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】11月住宅販売保留指数
12/29(金):
【アメリカ】12月シカゴ購買部協会景気指数
来週は特段注目度の高いイベントは予定されておらず、年末に向けて相場の動意が鈍っていくことが予想されます。
今週開かれた日銀の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の継続が決定され、ドル円は一時145円手前まで上昇しました。
市場では日銀がマイナス金利解除に向けた地ならしを始めるとの予想もありましたが、そうした予想に反して植田総裁の会見でも政策修正が示唆されることはなく、円を売ってドルを買う動きが強まりました。
ただし米FRBが来年3月にも利下げを開始するとの見方が出ていることからドルの上値も抑えられており、来週は年末の休暇ムードが広がる中で方向感に乏しい相場となることが予想されます。
今後はFRBの利下げ開始と日銀の政策修正のタイミングが焦点となり、直近の注目イベントは来月5日の米雇用統計となります。
また日銀はマイナス金利解除の前提として賃金と物価がともに上昇する好循環を重視していることから、今後日本の物価や雇用関連の指標も要注目となりそうです。
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