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『FOMC結果まとめ(12月14日 14時更新)』FOMC予想:ドル円は下落基調継続?150円回復は難しい…焦点は2024年の利下げ回数【どうなる!?FOMC】2023年12月12日

FOMC結果まとめ

政策金利

結果:5.25-5.50%(据え置き)
前回:5.25-5.50%

主なFOMC声明

「今回の金融政策決定は全会一致」
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」
「これらの目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを5.25-5.50%に維持することを決定した」
「委員会は追加の情報と金融政策への意味を引き続き評価する」
「徐々にインフレ率を2%に戻すために適切とみられる追加的な金融政策の引き締めの程度を決めるに当たり、委員会は金融政策の度重なる引き締め、金融政策が経済活動とインフレ率に及ぼす影響の遅れ、および経済と金融の動向を考慮する」
「金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する」
「もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」
「委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する」
「最近の指標は、経済活動が第3四半期の好調なペースから鈍化していることを示している」
「雇用の増加は年初から鈍化したが依然として強く、失業率も低いままだ」
「インフレは過去1年間で緩和したが、依然として高止まりしている」

金利見通し(ドットチャート)

「利上げ終了、2024年中の計0.75%利下げ(0.25%×3回)を示唆する内容となった」


引用:米連邦準備制度理事会(FRB)

パウエルFRB議長による主な発言内容

「きょうの会合で利下げのタイミングを協議した」
「インフレは緩和したものの、依然として高すぎる」
「引き締めの効果はまだ十分に感じられていない可能性」
「FOMCは適切であれば追加引き締めの用意」
「労働市場のリバランスは継続すると予想」
「FOMCは雇用市場の緩和が継続すると予想」
「金利上昇が設備投資に重し」
「政策金利は今サイクルのピークかそれに近いと考えている」
「FOMCは現状維持が長すぎる場合のリスクを認識」

ドル/円 60分足チャート

政策金利は市場予想通り5.25-5.50%に据え置きました。焦点となっていた政策金利見通し(ドットチャート)では、利上げがすでに終了したことを示唆し、2024年末までに0.75%の利下げ実施との予測を示したことでドル売りに傾きました。その後、パウエルFRB議長は追加利上げの可能性を残しつつも「利下げのタイミングを協議した」などと発言したことがハト派的と捉えられドル売りが加速。数時間後には一時140円台まで下落することになりました。

ドットチャートが市場の思惑よりも利下げ回数が少ない予測値になった場合ドルが買い戻される可能性も

動画配信期間:2023/12/12~

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外為どっとコム総研の宇栄原研究員に解説いただきました。

目次

0:00 オープニング
0:57 FOMC 3つの注目ポイント
1:17 注目ポイント①政策金利
2:19 注目ポイント②政策金利見通し(ドットチャート)
3:29 注目ポイント③パウエルFRB議長会見
4:03 ドル円の見通し
4:34 おわりに

要約

注目ポイント①政策金利

今回のFOMCの注目ポイントは3つです。
まず1つ目の政策金利ですが、今回も据え置きが濃厚となっています。一つの理由としては、やはりアメリカの消費者物価指数が順調に鈍化していることが挙げられます。

現時点での消費者物価指数は、10月時点で前年比が3.2%、コア前年比は4.0%となっています。12日(収録時点)のニューヨーク市場では、11月の消費者物価指数が発表されます。市場予想は前年比が3.1%と前回から鈍化、コア前年比は4.0%と前回から横ばいと見られています。そうしたことから、今回は政策金利を据え置くのではないかと見られています。
また、フェドウォッチを見ても、据え置き予想が98.4%織り込まれています。

そうしたこともあり、仮に政策金利が予想通りの据え置きとなった場合でも、相場に大きな影響はないと見られます。

注目ポイント②政策金利見通し(ドットチャート)

2つ目の注目ポイントは政策金利見通し(ドットチャート)です。今回の焦点となっています。どこに注目すべきなのかと言いますと、来年の利下げ回数です。フェドウォッチを見てみると、2024年末時点の政策金利は現時点の水準から4回もしくは5回の利下げが織り込まれている状況にあります。

ただ、市場では「この思惑は行き過ぎではないか」とも見られております。そのため、今回のドットチャートが「2024年末時点で、どこまで政策金利が引き下げられる可能性があるのか」に注目されています。
ちなみに、9月時点での2024年末の政策金利見通しは、5.125%でした。

そこからどこまで引き下げられるか、その点に注目しましょう。仮に市場で現在織り込まれている利下げ4回~5回よりも、少ない利下げ回数の見通しとなれば、ドルが買い戻される可能性もありますので注目しておきましょう。

注目ポイント③パウエルFRB議長会見

最後の注目ポイントは、パウエルFRB議長の記者会見です。パウエルFRB議長が市場の早期利下げ観測をけん制し、追加利上げの可能性を残すのかどうかに注目が集まっています。前回のパウエルFRB議長の発言から、「ややハト派寄りになったのではないか」という見方も出てきています。そうした中で、市場の早期利下げ観測へのけん制、そして今後の追加利上げの可能性を残すのか、皆様も注目しておきましょう。

ドル円の見通し

今回のFOMCの結果を受け、ドル円相場はどのような動きになるのか。

仮に、焦点であるドットチャートが市場の思惑よりも利下げ回数が少ない予測値になった場合、ドルが買い戻される可能性が考えられます。ただし、現在のドル円相場は下落基調が進んでいます。そのため、大きく上昇したとしても150円台に回復する見込みは少ないと見ています。引き続き下落基調が継続するのではないかと見ていますので、皆様も参考にしてください。

以上今回の注目ポイントでした。FOMCは12月13日の深夜28時(日本時間:14日の午前4時)に発表されますので、注目しておきましょう。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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