ドル/円、149円台後半の上値が重い…米感謝祭休暇明けのNY勢の動向に注目
東京市場のドル/円は、上値が重い展開。先週後半から上値を抑えている149.70円付近で伸び悩むと、アジア株安も相まってドル売り・円買いに傾きました。欧州市場には一時148.78円前後まで軟調に推移しました。その後は149.00円を挟んで方向感のない値動きとなっています。
なお、植田日銀総裁が参院予算委員会で「2%物価目標の実現、十分な角度では見通せない」「ETF購入は大規模緩和の一環で処分を議論する段階にない」などと述べましたが、ドル/円相場への影響は特に見られませんでした。
本日は、実質的に米感謝祭休暇明けとなるNY勢の動向に関心が集まります。しかし、今夜はドル/円に直接影響のある重要イベントが予定されておりません。新規手掛かり材料に乏しいことから149.00円を挟んだレンジ推移が続くことも考えられます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、一目均衡表の基準線(149.50円付近)が上値抵抗、雲上限(148.90円付近)は下値支持として意識されています。日足終値でどちらかをブレイクするようだと、その方向にバイアスが強まる可能性もあります。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
11/27(月)
21:00 メキシコ10月貿易収支
23:00☆ラガルドECB総裁講演
24:00 米10月新築住宅販売件数
25:30 米2年債入札(540億ドル)
27:00 米5年債入札(550億ドル)
11/28(火)
09:30 豪10月小売売上高
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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