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FX「停電改善は朗報、今後の問題は予算と選挙、円高もか」南アランド見通し

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総括

FX「停電改善は朗報、今後の問題は予算と選挙、円高もか」南アランド見通し

「通貨10位、株価18位」

「予想レンジ 南アランド円7.7-8.2」

(ポイント)
*10 月 30 日に大統領の演説あり
*今週は中間予算発表
*先週は最強通貨、今月はここまで2位と好調
*停電は改善している
*世銀は、電力市場改革を支援するため10億ドル融資
*中銀副総裁が辞任
*人口は増加、白人は減少
*インフラは改善
*9月消費者物価は上昇、金利は当分据え置きか
*インフレはターゲット内に収まる
*2024年の選挙では初の連立政権か
*南アはアフリカ最大の経済の座を取り戻す可能性
*中銀はタカ派だ、為替介入はしない
*選挙前で財政支出増加したいが、財政赤字も大きい
*11月にAGOA会議が開催される
*中国景気回復の兆しは朗報

(ラマポーザ大統領演説あり)
 ラマポーサ大統領が10 月 30 日現地時間20時に国民に向けて演説する。ラグビーワールドカップ優勝についてか、中期予算についてか?

(先週は最強通貨、今月はここまで2位)
先週は最強通貨、今月はここまで2位と好調だ。中東紛争によるリスク回避の流れの中では健闘している。年初来では12通貨中10位と強くはない(円が11位)。
 電力問題では、軽い負荷制限の日が多くなった。エスコム社の従来の設備の復旧と、原子力発電や、グリーン水素エネルギーの活用と前向きに進んでいる。

(今週は中間予算発表)
今週の材料では、投資家が11月1日の中間予算発表に注目している。中間予算では財政悪化が注目される見通しだ。
 また9月貿易収支、10月製造業PMIなどの発表がある。

(世銀が10億ドル融資)
世界銀行は、南アで進行中の電力市場改革を支援するため、10億ドルの開発政策融資を承認した。「この融資は南アにとって非常に重要な時期に行われ、切望されていた財政的および技術的支援を提供し、長期的な電力危機の緩和、民間セクターの関与の促進、およびエネルギー分野での政策優先事項の追求を可能にする」と資産負債管理担当副局長のレクヘテ氏は述べた。

(中銀副総裁が辞任)
 ナイドゥー中銀副総裁が、5年契約終了まで18か月を切った時点で、辞任をラマポーザ大統領に申し出た。詳細は明らかに去れていないが、憶測では、金融政策スタンスをめぐる政治的介入が辞任の理由とされている。ナイドゥー氏の辞任の日はまだ最終決定されておらず、ラマポーザ大統領、クガニャゴ総裁、ゴドンワナ財務大臣の間で協議が続いている。

(人口6,200万人を超える、白人減少)
国勢調査によれば南アの人口は2022年に6,200万人を超え、2011年の5,180万人から約19.8%増加した。プレトリアやヨハネスブルクがあるハウテン州は総人口の約24%(1,510万人)を占め、2011年から280万人増となった。ダーバンのあるクワズール・ナタール州は総人口の約20%(1,240万人)で、2011年から220万人増加した。また、人口の半数が17の大都市と自治体に居住しており、都市への人口集中が進んでいる。

人口グループ別では、黒人が 5,049万人(総人口の81.4%)と大多数を占め、カラードが505万人(総人口の8.2%)、白人(注2)が450万人(総人口の7.3%)、インド人やアジア人は170万人(総人口の2.7%)、その他25万人(0.4%)だった。
主要な4つの人口グループの中で、白人層の人口が前回調査から減少していることがわかった。

(インフラ、インターネットは)
国勢調査では、電気や水のインフラや教育などの公的サービス環境の現状についても報告された。電化率は1996年の58.1%から2022年は94.7%に上昇したが、電力需要増などに起因した計画停電に国民は悩まされている。

 インターネットの利用率では、ネットにアクセスできない世帯が2011年の64.8%から2022年では21.1%に減少した。携帯電話などのデバイスの利用者は16.3%(2011年)から60.5%(2022年)に増加し、ネット普及率は拡大した。5歳児の学校通学率は2011年の81.1%から92.4%(2022年)と上昇しているが、18歳以降の学校通学者の割合は年々減少がみられる。

シリル・ラマポーザ大統領は2022年の調査結果について、住居環境などの改善を評価する一方で、同時に残された課題も浮き彫りになったと述べている。

テクニカル分析(ランド/円)

日足上ヒゲ長く、月足下ヒゲ長い

 日足、ボリバン上位で推移。8円越えきれない。10月27日は上ヒゲ長い。10月26日-27日、10月10日-26日の上昇ラインがサポート。10月18日-27日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、ボリバン中位で切り返す。雲の上に出る。10月9日週-23日週の上昇ラインがサポート。10月16日週-23日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
 月足、10月は月初、7円半ばへ下落も、その後戻下ヒゲの長い陽線となっている。15月-6月の上昇ラインがサポート。7月-9月の下降ラインが上値抵抗だったが上抜く。5か月線が20か月線を上抜きそうだ。
年足、今年は円とデッドヒートを繰り返す、10月は陽転。20年-22年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインが上値抵抗。

喜望峰

中国とインド国民に対するビザ要件の緩和または撤廃へ

 ディライ観光大臣は、中国とインド国民に対するビザ要件の緩和または撤廃を推進し、両国からの観光客の増加を目指しているとした。政府が観光業の発展が失業率削減の鍵であると認識しているが、南アへの入国は難しすぎるという批判に長い間直面していると述べた。

 ビザ処理システムを監督するモツォアレディ内務大臣は、システムに欠陥があることは認めたものの、システムを改善するには人員と予算が不十分だと述べた。デリライ氏は、「ビザが問題だ」と述べ、「私の役割はビザの問題、観光業の営業許可、その他の関連規制に対処し、さらに南アの便を増やすための航空アクセスに対処することだと思う」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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