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豪ドル/円 見通し「議事録で11月利上げ観測が浮上 雇用統計とCPIがカギに」注目の高金利通貨 10月18日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

豪ドル/円チャート(日足)

豪ドル円日足チャート

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

「足元の豪ドル/円は底堅い動き」

 12日、米9月消費者物価指数(CPI)の高止まりを受けて米長期金利が上昇し米国株が下落する中、ドル高・豪ドル安が進むと豪ドル/円も95円台後半から1円あまり下落。イスラエル軍がイスラム主義組織ハマスの実効支配するガザ地区への地上侵攻を週末にも開始するとの観測が強まった13日には94.05円前後まで弱含みました。しかし、週明け16日は中東情勢が警戒したほどには悪化しなかったことや、中国当局が大量の資金供給を行い景気を下支えする姿勢を強めたことから94円台後半へと反発。豪中銀(RBA)議事録が想定ほどハト派的ではなかったと受け止められた17日には95.50円付近まで強含みました。18日のアジア市場でも中国の7-9月期国内総生産(GDP)が予想を上回ったことなどから底堅く推移しています。

「目先の豪ドル/円の注目ポイントは雇用統計とCPI」

 RBAの追加利上げを巡り、19日の豪9月雇用統計と25日の豪7-9月期CPIに注目が集まるでしょう。RBAは17日に公表した10月理事会の議事録で、利上げも検討したが、金利変更を正当化するのに十分な新しい情報はないと判断したことを明らかにした上で「11月理事会までに追加情報を得られる」との見解を示しました。また、「インフレ目標への回帰が現在の予想より遅れることに対する理事会の許容度は低い」とも指摘し、インフレの鈍化ペースが予想より遅い場合は利上げを再開する可能性を示唆しました。このことから、市場は雇用統計以上にCPIの結果を重視すると見られます。豪7-9月期CPIが市場予想を上回れば(豪9月雇用統計が強かった場合はさらに)、11月の利上げ期待が高まることになりそうです。

当面の豪ドル/円の見通し

予想レンジ
93.500円~97.500円

基調
方向感模索

当面の注目ポイント
・10/19☆豪9月雇用統計
・10/25☆豪7-9月期消費者物価指数
・主要国株価、国際商品価格

豪ドル/円(AUD/JPY) 為替チャート・FXチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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