目次
▼最新のドル円相場は…再び150円を視野に入れる展開
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…151.94円を試す？強気のパーフェクトオーダー継続
▼ターニングポイント…テクニカル、ファンダメンタルズから上昇基調は続くと見る
▼来週のイベント
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最新のドル円相場は…再び150円を視野に入れる展開
今週のドル/円は、再び150円を視野に入れる展開。週前半は米連邦準備制度理事会（FRB）高官による相次ぐハト派発言などから148.17円前後まで軟化しました。しかし、その後はインフレ関連の経済指標である米9月生産者物価指数（PPI）や米9月消費者物価指数（CPI）の予想を上振れる結果を受けFRBによる金融引き締め長期化観測が浮上するとドル/円は149.83円前後まで上伸しました。
ドル円相場をテクニカル分析で確認…151.94円を試す？強気のパーフェクトオーダー継続
ドル/円の週足チャートを見ると13・26・52週移動平均線が上向きを維持しており、強気のパーフェクトオーダー（移動平均線が上から短中長期の順）を形成しています。また、RSIについても70ライン付近に張り付いていることから上昇基調が継続していると見れます。11週連続で高値を切り上げる動きとはなりませんでしたが、底堅さから陽線で終えるようだと翌週も続伸期待が持てます。そうした中で、年初来高値（150.16円前後）を突破すれば昨年高値（151.94円前後）も視野に入りそうです。なお、その水準にはチャネル上限も位置しており上値抵抗となる可能性もあります。150円を突破できなかったとしても145円を割らない限り上昇基調は継続中と見ます。
ターニングポイント…テクニカル、ファンダメンタルズから上昇基調は続くと見る
ドル/円はテクニカル分析で上昇基調が継続していることがわかります。また、ファンダメンタルズ分析でも日米の金利差からドル高円安に傾いています。10月3日に円買い介入観測により150円から147円台へ急落するも再び150円を視野に入れるなどトレンドは継続しています。つまり、トレンドフォローで買い場を見極める相場が続いているという事です。150円を突破すればさらに上値を伸ばす可能性も十分考えられます。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。
来週の重要イベント
10/16◎米10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
10/16◎ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
10/17☆RBA議事録
10/17☆英9月雇用統計
10/17☆独10月ZEW景況感調査
10/17◎ユーロ圏10月ZEW景況感調査
10/17☆米9月小売売上高
10/17☆米9月鉱工業生産
10/18☆中国7-9月期GDP
10/18☆中国9月小売売上高
10/18☆中国9月鉱工業生産
10/18☆英9月消費者物価指数
10/18◎米地区連銀経済報告（ベージュブック）
10/18◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
10/18◎ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
10/19◎日本9月貿易収支
10/19☆豪9月雇用統計
10/19☆米新規失業保険申請件数
10/19☆パウエルFRB議長講演
10/19◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
10/19◎ローガン米ダラス連銀総裁講演
10/20☆日本9月消費者物価指数
10/20◎英9月小売売上高
10/20◎ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
月～木曜日 Eveningライブ（17時から）で海外市場での注目ポイントを解説
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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