読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円、149円手前で伸び悩み…今夜はFOMC議事録に注目集まる(NY市場の見通し)2023/10/11

ドル/円、149円手前で伸び悩み…今夜はFOMC議事録に注目集まる

東京市場のドル/円は押し目買い優勢の展開。仲値公示に向けて148.40円台へ小緩みましたが、下値では買い意欲が強く、早々に持ち直しました。午後に入ると時間外の米長期金利が下げ渋る中、148.96円前後まで上昇する場面もありました。

欧州時間に入ると米長期金利が低下する中でドル売りが進み、一時148.58円前後まで弱含みました。その後、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)理事が「物価安定の回復には金融政策をさらに引き締める必要がおそらくある」との見方を示すもドル買いの動きはさほど見られず上値の重い値動きとなっています。

今夜は、9月に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録に注目です。このFOMCでは政策金利の据え置きが決まったものの、年内に「あと一回」の利上げを示唆しました。ただ、足元では数人のメンバーから年内の利上げ見送りを支持する声が挙がっており、それとともに市場の利上げ期待は後退しています。議事録が、あらためて年内の追加利上げを示唆するようならドルの支援材料になりそうです。もっとも、FOMCは今後の利上げについては「データ次第」の姿勢を崩していない模様です。議事録でも同様の姿勢が強調されれば、市場は明日の米9月消費者物価指数(CPI)待ちの様子見ムードとなるでしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10日移動平均線が上値抵抗となり20日線が下値支持と意識され小幅なレンジ相場となっています。RSIも50ライン近辺を推移していることから方向感が出ていないことが分かります。引き続き148円台前半では底堅く149円台では伸び悩む展開となりそうです。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

10/11(水)
20:00 デコス・スペイン中銀総裁、講演
21:30 カナダ8月住宅建設許可件数
21:30☆米9月生産者物価指数
23:15 ウォラーFRB理事、講演
24:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
25:15 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
26:00 米10年債入札(350億ドル)
27:00☆FOMC議事録(9月19-20日分)
29:30 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演

10/12(木)
08:50 日本9月企業物価指数
10:30 野口日銀審議委員講演

※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。