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ドル円相場9/18週振り返り FOMC受け年初来高値更新

ドル円FOMC受け年初来高値更新

今週初めのドル円は、先週末の年初来高値更新の後失速し、147円台後半でスタートしました。

ドル円は先週15日(金)に「植田日銀総裁の発言と市場解釈にギャップがある」との報道を受けて上昇しましたが、勢いは続かず週明けにかけて軟調に推移しました。

週の前半は米FOMCを控えて147円台後半で方向感に乏しい動きが続きました。20日(水)夕方には一時148円台前半まで強含んだものの、その後日本政府・日銀による為替介入への警戒感やFOMC前のポジション調整の動きから147円台半ばへと押し戻されました。

19日から20日にかけて開かれた米FOMCでは、市場予想通りに政策金利の据え置きが決定されましたが、政策金利の見通しを示すドットチャートでは2024年末時点の金利水準の中央値が前回の見通しから引き上げられ、年内にあと1回の利上げが示唆されました。

日本時間21日(木)未明にこれらの結果が伝わると、FRBの金融引き締めが長期化するとの観測からドルを買う動きが強まり、ドル円は148.45円前後まで上昇して年初来高値を更新しました。

しかし松野官房長官による「為替の過度な変動にはあらゆる選択肢を排除せず、適切な対応を取りたい」との発言が伝わると、為替介入への警戒感からドルを売って円を買い戻す動きが強まり、21日夜には147円台前半へと反落しました。

22日(金)正午前に日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、日米の金利差拡大が意識されて再び円売りドル買いの流れとなり、ドル円は148円台を回復しました。

今週のドル円は日米の金融政策発表を受けて荒い動きとなりました。米FOMCで年内にあと1回の利上げが示唆され、日銀は現行の金融緩和策の維持を決定したことから、日米の金利差拡大が意識され昨年11月以来の水準まで円安ドル高が進みました。

FRBの追加利上げ観測が強まる中、ドル円は底堅く推移することが予想され、来週予定されている米指標やパウエルFRB議長の発言を受けてさらに円安が進むことになるのか注目されます。

 



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