午前の為替予想は… FOMCで148円台に上伸なら円買い介入への警戒感も上昇へ
作成日時 :2023年9月20日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
146.800-148.600円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は米長期金利の上昇を背景に147円台後半で強含みの展開となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を長期にわたり高水準に維持する方針を示すとの見方から米10年債利回りが2007年以来16年ぶりの水準に上昇する中、147.92円前後までドル高・円安に振れた。ただ、イエレン米財務長官が日本の為替介入に理解を示したことが円売りを抑制したため、先週付けた10カ月ぶり高値の147.95円前後を前に伸び悩んだ。
本日のFOMCでは政策金利を5.25-5.50%に据え置く公算が大きく、市場の関心は政策メンバーの政策金利予測を示す「ドットチャート」に集まっている。「ドットチャート」では、年内の追加利上げに含みを持たせた上で、来年以降の利下げが後ずれする可能性が示されるとの見方が多い。もっとも、こうした見方が概ね織り込まれたことで米長期金利は16年ぶりの水準に上昇しており、金利とドルの一段の押し上げにつながるかは不透明であろう。
仮にドル/円が強い上値抵抗と目されている148.00円を上抜ければ上昇が加速することも考えられるが、それに応じて本邦政府・日銀による円買い介入への警戒感も高まることになろう。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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