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ドル/円:上値トライの流れが継続。148.80超えの上値抵抗にも注意。145.50以下で終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が点灯、143円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。



 

ドル/円:上値トライの流れが継続。148.80超えの上値抵抗にも注意。145.50以下で終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が点灯、143円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

直近の日足は、下ヒゲが長く実体の小さい“タクリ足の陽線”で終え、下値トライに失敗した形で終えている。147.70-80の上値抵抗を実体ベースで上抜け切れていないが、下値トライに失敗した反動で週初から上値トライの動きが先行しよう。強い上値抵抗ゾーンに入り始めているが、トレンドが強い状態を保っており、目先はドルの押し目買い方針で。但し、日足が146円台を維持出来ずに終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。さらに145.50以下で終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、調整下げの動きが強まり易くなる。144.50以下で終えた場合は143.00前後までの一段の下落リスクが点灯、可能性が低いと見るが、141円台を守り切れずに終えた場合は、調整下げに留まらず、トレンドが“弱気”に変化する可能性が高くなる。日足の上値抵抗は148.30-40,148.80-90,149.40-50,149.90-00に、下値抵抗は、147.30-40,147.00-10,146.60-70,146.00-10にある。21日、120日、200日移動平均線は146.20,139.80,137.09にあり、短・中期トレンドをサポートしている。 一方週足を見ると、高値圏で引ける陽線引けとなり、下値を急角度で切り上げる流れを変えていない。短期トレンドは非常に強い状態を維持しており、値ごろ感からのドル売りは控える必要があるが、一方で、7月に付けた137.25を基点として始まった上昇トレンドも既に9週間が経過しており、日柄から見れば短期トレンドに変化が生じてもおかしくないタイミングにある。148円台後半から厚くなる中期的な上値抵抗にも注意する必要がありそうだ。週足が146円台を割り込んで越週した場合は、下値リスクが点灯、144.50以下で越週した場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなる。この場合でも142.80-90,141.20-30に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、簡単には下抜けそうもない。逆に148.80超えで越週した場合は、149.40-50の抵抗をクリアしつつ150円超えトライの動きが強まり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は148.70-80,149.40-50,150.20-30に、下値抵抗は146.40-50,145.50-60,144.40-50,142.80-90にある。31週、62週移動平均線は138.69と138.33に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは137.30-40で押し目買い。下値余地を136.90近辺まで見ておく必要がある。損切りは136.40で一旦撤退。トレンドが強いのでドル売りは様子見か、139.40に損切りを置くなら138.80-90まで引きつけて軽く試し売り程度に。 上値は147.80-90,148.10-20,148.30-40,148.80-90,149.30-40に強い抵抗があるが、どこまでクリア出来るかトライする動きが継続しよう。下値は、147.50-60に軽い抵抗が、147.30-40,147.00-10,146.50-60に強い抵抗が出来ており、深い押しに繋がり難い状態だが、この下の146.00-10、145.70-80,145.50-60の抵抗を全て切り崩して終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して調整下げ局面入りの可能性が高くなる。この場合でも中期トレンドが強い状態にあることから、上下動を繰り返しながら下値を模索する展開となることが予想される。この場合は、調整下げに留まるなら押しは浅い場合で144円台、深い場合でも143円を大きく割り込まない可能性が高くなる。但し、141円台を守り切れずに終えた場合は、トレンドが大きく変化する可能性が点灯する。

ドル/円【日足】期間:2023/01/05~2023/09/08(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様) 


ドル/円【週足】期間:2020/07/24~2023/09/08(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)


 

ユーロ/円:短期トレンドは“ニュートラルからやや弱気”。159.50超えで終えれば下値リスクが後退、160円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。逆に、156円割れの越週で新たな下落リスクが点灯。

直近の日足は陽線で切り返して続落を食い止めている。157.00-10の下値抵抗に跳ね返されており、この反動で上値トライの動きが先行すると見られるが、調整下げ局面が終了したとは認められないので、下値リスクにも注意する必要がある。159.30-40の抵抗をクリアして159.50超えで終えれば下値リスクが後退、160円台に乗せて終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して一段のユーロ上昇へ。逆に156.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが点灯、155.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて下落幅拡大の可能性に注意が必要となる。日足の上値抵抗は158.50-60,158.80-90,159.30-40,159.60-70に、下値抵抗は157.40-50,157.00-10,156.50-60,156.00-10にある。21日移動平均線は158.37に位置しており、これを上抜け切れておらず下値リスクを残した状態だが、120日、200日線は152.54と148.40にあり、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 一方週足を見ると、値幅の小さい陽線で続落を食い止めている。上昇エネルギーの強いものではなく、また、下値リスクを残した状態だが、中期トレンドが強く、調整的な下げの範囲内に留まっていることから、突っ込み売りにも注意する必要がある。但し、今週の週足ベースで見た下値抵抗が156.50-60にあるが、これを下抜けて越週した場合は下値リスクが点灯、156円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して下落余地が拡がり易くなるので注意したい。逆に、159円台に乗せて越週した場合は下値リスクがやや後退、160円台に乗せて越週した場合は、“ユーロ強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は159.30-40,160.00-10,162.50-60に、下値抵抗は156.50-60,156.00-10,155.00-10にある。31週、62週移動平均線は150.50と145.92に位置しており、中期トレンドをサポート中。 今週の戦略は、ユーロ買いは様子見か156.50-60まで引きつけて。損切りは155.90で撤退。ユーロ売りは158.80-90で戻り売り。損切りは159.60で撤退。 上値は、158.50-60,158.80-90,159.30-40,159.60-70にやや強い抵抗があるが、全てクリア出来れば下値リスクが後退、160.00-10の抵抗を上抜けて終えれば新たな上昇エネルギーを得て160.40-50,161.70-80,162.30-40,162.60-70、163.10-20にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、157.90-00,157.60-70,157.40-50、157.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、全て下抜けた場合は156.50-60,156.00-10,155.30-40にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。155円台を割り込んで終えた場合は一段の下落リスクに注意が必要となる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2023/02/21~2023/09/08(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

 

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