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来週のドル円相場はどうなる?8/28週のイベント予定

来週のドル円関連重要イベント

8月28日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。

8/29(火):
【日本】7月失業率
【日本】7月有効求人倍率
【アメリカ】6月ケース・シラー米住宅価格指数
【アメリカ】7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
【アメリカ】8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

8/30(水):
【アメリカ】8月ADP雇用統計
【アメリカ】4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
【アメリカ】4-6月期四半期GDP個人消費・改定値
【アメリカ】4-6月期四半期コアPCE・改定値
【アメリカ】7月住宅販売保留指数

8/31(木):
【日本】7月鉱工業生産・速報値
【アメリカ】7月個人所得
【アメリカ】7月個人消費支出(PCE)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】8月シカゴ購買部協会景気指数

9/1(金):
【アメリカ】8月雇用統計
【アメリカ】8月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
【アメリカ】8月ISM製造業景況指数

特に注目度が高いのは30日(水)の米8月ADP雇用統計、米4-6月期四半期GDP、31日(木)の米7月個人消費支出(PCE)、1日(金)の米8月雇用統計、米8月ISM製造業景況指数です。

30日(水)のADP雇用統計はアメリカの大手給与計算代行業者であるADP社が米民間企業の雇用者数の変化などを推計したもので、米国雇用統計の先行指標として注目されます。米国雇用統計と必ず一致するわけではありませんが、アメリカの雇用情勢を見通す上で要注目の指標です。

30日(水)にはアメリカの4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)の発表もあります。アメリカのGDPは速報値、改定値、確報値と3回発表されます。最も注目されるのは速報値で、30日に発表されるのは改定値ですが、改定値も事前予想と大きく異なる場合は相場変動につながることがあるため要注意です。

31日(木)には米7月個人消費支出(PCE)が発表されます。個人消費支出(PCE)は、アメリカで個人が財やサービスに対して支出した金額を集計した指標です。アメリカではGDPの大部分を個人消費支出が占めるため、米国経済を見通す上で重要なデータとして注目されます。

1日(金)には米8月雇用統計が発表されます。米雇用統計は経済指標の中でも最重要とされ、世界中の投資家が注目します。非農業部門雇用者数や失業率、平均時給などの米国の雇用に関するデータが発表され、中でも非農業部門雇用者数は米国の雇用情勢を見極める上で重要な指標として注目を集めます。

1日(金)は雇用統計に続いて米8月ISM製造業景況指数も発表されます。ISM製造業景況指数は、全米供給管理協会(ISM)がアメリカの製造業約350社の仕入れ担当役員に新規受注や雇用、在庫などの状況についてアンケート調査を行った結果を指数化したものです。指数が50%を超えれば景気拡大、下回れば景気後退を示唆し、景気転換の先行指標として利用されます。

市場では来月19日から開かれる米FOMCでの利上げの行方が焦点となっており、利上げが長期化するとの観測もある中、FRBによる追加利上げを正当化する新たなデータが示されるかどうか見極めたいとの思惑が広がっています。

来週は多数の重要イベントが控えており、特にFRBの政策決定にも影響を与えるとされる米雇用統計への注目度は高く、発表時の相場変動に注意が必要となりそうです。

 
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